まばたき ー 創作詩49

鼻の先に蝶が止まってる
きっと 貴方が居眠りしてたから
きっと 君という光を求めて来た

花の先に蝶が止まってる
たぶん 愛される私に憧れたのよ
たぶん 僕らの愛を祝福しに来た


私だけの貴方

このヴェールをたくし上げ
貴方に一番愛される私を
どうか貴方のもとに連れてって頂戴

僕だけの蝶よ

華やかなドレスを身に纏い
僕がまばたきしてる間に
どうか この口先へ止まっておくれ


貴方の 君の 長い睫毛が見える

二人まばたきしてる間に
蝶々は空へと 羽を広げた

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