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7月 テクニカル分析 ドルストレート

DXY

月足
赤のトレンドラインが引ける中で三角持ち合いを形成中です。フィボナッチ(2021年1月安値〜2022年9月高値)の半値戻しと101ポイントに引ける水平線もサポート要因になっていますが、MACDはデッドクロスしてから下向きです。BBはスクイーズに向かっています。レジスタンス要因は10、20SMAになっています。7月は高値を切り下げ、安値も切り下げているので、101ポイントをブレイクするのが濃厚かと思いますが下髭長めになっているので決めつけは禁物です。

DXY 月足


週足
週足で見た時に、赤のトレンドラインをブレイクしてから戻してきた所をドル売り(AUD/USD)しましたが、回復してしまいました。回復したからといってドル買い方向へのポジションを持つ事はしませんが、売るにはもう少し様子を見たい所です。下には200SMAがあるので、ブレイクしたら売り増しのポイントになるかなと思います。MACDは横ばいなので特に機能していませんが、RSIは50付近に触れると反発しているので、そこだけ抑えておきたいポイントです。週足でも10、20SMAがレジスタンスになっているので、高値更新するには難しいかと思います。もし仮に急騰した時は105ポイント付近に赤のドレンラインと雲があるので、そこで一旦レジスタンスされるかと思います。そこをもブレイクした場合は昨年の高値を目指す展開になるかと思いますが現実的には厳しそうです。

DXY 週足


日足
月足レベルの三角持ち合いの中に、日足レベルでも三角持ち合いを形成していました。下にブレイクした時は、かなり走ったのですが99.6ポイントで反発し、その後は下落の起点になった7月6日高値から安値までの半値ほど戻しています。99.6ポイントは過去にレジサポ転換しているポイントで、101ポイントに再びトライして抜けても、99.6ポイントでサポートされる可能性があります。MACDはゴールデンクロスしてから上向きが続いているので、ファンダの材料が無い限りはジリ高になる可能性があります。

DXY 日足

EUR/USD

月足
2ヶ月連続で陽性になりましたが、上髭長めで確定しています。EUR/USDはDXYを逆さまにした様なチャートで、1.11を上抜くには、DXYの101ポイントを抜く必要があります。この辺は、他のドルストレートも同じなので、頭に入れておきたい所です。レジスタンスになっているのは水平線と赤のトレンドラインです。下でさ10SMAが20SMAをゴールデンクロスしているので、売るというよりかは落ちて来た所で買っていくのが良さそうです。BBはスクイーズに向かっていますが、MACDはゴールデンクロスしています。

EUR/USD 月足


週足
フィボナッチの61.8%と200SMAにレジスタンスされ、2週間連続で高値を切り下げています。今週も切り下げると1.07〜1.10のレンジになるかもしれません。ただ上位足にも書いたとおり、売るよりかは押し目を拾っていきたいと思っています。サポートされているのは1.09付近で、更に10、20SMAとフィボナッチの半値があります。ここを下抜くとかなり崩れますが、ドル高方向に行く強いファンダがなくなって来ているので考えづらいかと思います。MACDは高値停滞中なので機能していません。BBはスクイーズ気味なので、レンジ継続中です。

EUR/USD 週足


日足
7月の3週目から高値を切り下げて下落が続いています。水色のトレンドラインにサポートされていますが、ここを下抜くと雲も薄いので一気に垂れる可能性があります。勿論、ファンダが絡んでこないと大きなボラを生みませんが、今週の雇用統計で雇用が底堅いとなればドル高に傾く事も考えられます。傾いた時に下落して1.07付近にある200SMAでサポートされる公算が高いので、垂れた時に押し目の準備をしていきたいです。

EUR/USD 日足

GBP/USD

月足
EUR/USDに比べて状況は異なりますが、上髭長めの陽線になっており、雲の下限にレジスタンスされています。トラスショックで過去最安値を付けてからもう直ぐで1年が経とうとしている中、役25%回復し、この1年でポンド買いドル安が強かった事が伺えます。MACDもゴールデンクロスしてから上向きで、10SMAが20SMAをゴールデンクロスしようとしているので、こちらも押し目を狙った方が良さそうです。

GBP/JPY 月足


週足
10、20SMAに乗って上昇しており、200SMAにレジスタンスされています。200SMAは過去を遡った時、レジサポ転換の材料として使えるので、ここを本格的にブレイクした時は買っていくのがセオリーです。ただイギリスの金利はアメリカの金利よりも高く、更に逆イールドが続いているので、買うには金利も見ながらになります。アメリカはリセッション懸念が後退していますが、イギリスはリセッションの可能性があるので、その辺も頭に入れておきたいポイントです。

GBP/USD 週足


日足
20SMAを10SMAがデッドクロスしているのとMACDがデッドクロスしているので、上値は重いかなといった印象です。高値を切り下げているので、1.266まで下げると三尊を形成する事が予想されています。しかしファンダを考慮すると、水色のトレンドラインと雲を下抜く事は考えづらいので、シンプルに押し目買いをしていく方が良いかと思います。BBはエクスパンションとスクイーズを繰り返して上昇しているので、次にスクイーズをした時は、ロングを仕込むチャンスかと思います。

GBP/USD 日足

AUD/USD

月足
過去4本の上髭を見ると、上値が相当重い事が分かります。レジスタンス要因になっているのは20SMAとフィボナッチの半値で、ここを大陽線でブレイクしない限りはレンジが続くと思います。ファンダ的は上ですがテクニカル的に下だと一方向へ走りません。8月はMACDがゴールデンクロスしきるのか注目しつつ、良いところがあれば拾っていきたいのがメインのシナリオです。安値を切り上げているところとかは、ロングをする上でポジティブな要素です。

AUD/USD 月足


週足
黄色の下降チャネルは2021年2月から続いているもので、ここを上抜く時はかなり大きいファンダ(ドル安)が出てこないと考えられません。もし、良い所(0.66)でロングが入れたとしたら、0.70前後は200SMAやフィボナッチの半値があるので、利益確定のポイントになりそうです。オシレーター(MACD)は過去の習から行くとデッドクロスに向かった所から、否定して上向きになっているので、仕込む時期は近いかなと思います。黄色のトレンドラインや雲の下限をブレイクすれば面白いチャートになりそうです。

AUD/USD 週足


日足
ピンクで囲ってある中に居るうちはレンジ継続中なので、方向感は出ていません。雲は機能しておらず、10、20、200SMAにレジスタンスされている状況が続いています。7月14日の高値をピークにトレンドラインが引け、かつ高値を切り下げているので、ここを回復するまではダウ理論的に下落トレンド継続です。

AUD/USD 日足

NZD/USD

月足
下落トレンドが継続しており、2021年2月から引けるフィボナッチの38.2%と20SMAに頭を抑えられています。一時は半値まで戻しましたが、20SMAや雲と重なった事で反転しました。AUD/USDと同じく、上髭が多いのでダマシになりやすい地合いです。ただフィボナッチの半値戻しで反転した時と違うのは、MACDがゴールデンクロスしているので、オシレーターがどのぐらい機能するのか注目です。

NZD/USD 月足


週足
AUD/USDと同じ様に2021年2月からの下落トレンドは継続中です。ここをブレイクする時は、黄色の平行チャネルや200SMA、フィボナッチの半値を同時にブレイクしなければならないので、かなり本質的な動きにならないと厳しそうです。NZD自体は出来高が少なく、テクニカルが効きづらい通貨ペアなので、なんとも言えませんが、ファンダメインで考えると押し目をするのが良いかと思います。

NZD/USD 週足


日足
黄色のトレンドラインに乗って安値を切り上げています。AUD/USDに比べて綺麗なレンジではありませんが、ボラが小さいので、ロングを仕込むなら0.6まで引きつけたい所です。黄色の加工チャネルの中に、水色の加工チャネルが引けるので上値は重いです。

NZD/USD 日足

USD/CAD

月足
20SMAにサポートされていて、崩れるのを防いでいます。USD/CADは他のドルストレートと違って、頭にドルが来ているので上に行けばドル高で、下に行けばドル安です。なので、考え方としては戻り売りを狙うのが、私のプランで、雲を下抜いてからでも間に合うかと思います。雲を下抜くには、フィボナッチの半値や赤のトレンドラインもブレイクする必要があります。

USD/CAD 月足


週足
6週間連続で髭が長く実態が小さいので、方向感は出ていません。また雲の中で推移しているのも方向感に欠ける要因です。サポートされているのは雲の下限で、この値位置は月足で見ると20SMAがある水準です。雲の下限を下にブレイクする時は、月足の20SMAも下抜く事になるので、その時は勢いが強まりそうです。

USD/CAD 週足


日足
私の中の違和感は、他のドルストレートと違って逆の動きをしなくてはならないのに、下落トレンドが続いています。なのでドル安トレンドが来た時にショートを持っていても恩恵を受けづらいのかなと思います。テクニカル的には雲や水色のトレンドライン、BBの2σにレジスタンスされている状況なので、他のドルストレートがドル高方向へ進んだ時にブレイクするのか注目です。

CAD/USD 日足

まとめ

ドルは昨年とは違い、特大トレンドが生まれるほど買われることはありません。利上げサイクルが終了した可能性がありますし、ここからは指標によって少し買われる程度です。テクニカル的に見ていてドル高だとすれば短期的にロングを持ち、ドル安だとすれば長期的にショートを持つのが私のプランです。

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