見出し画像

6/30 月末最終営業日

あいさつ

兼業トレーダーのBancilです。いつもご覧いただきありがとうございます。投資4年目/テクニカル4割/ファンダ6割/兼業トレーダー/ファンダを勉強中でnoteはアウトプットの場として活用中❕

ファンダメンタルズ

昨日の値動き


SP500↗️NASDAQ↘️US金利↗️USD↗️JPY↘️
EUR⬇️GBP↘️AUD⬆️NZD↗️CAD↗️OIL↗️

株式市場:SP500は上昇しNASDAQは下落しました。どちらも小幅な値動きが続き、ポジション調整による不安定な動きが続いています。今日が上期の最終営業日でこの半年に地銀の破綻などもあったにも関わらず約14%も上昇しています。7月からも株高の流れが継続するのか、それとも調整に入るのか注目です。

国債市場:GDPの確定値や新規失業保険が好調だったので国債は売られ、利回り(金利)は上昇しました。また長短金利差はいずれも逆イールドが続いており100bp以内にあったものが、120bpほどまで拡大しています。

為替市場:ドル高、円安になったのですがどちらも動きは小幅です。ドルストレートもクロス円もまちまちで、ドル円は年初来高値を更新し144.90まで伸ばし、心理的な節目でもある145円目前まで行きました。今は月末だけあって、はっきりとした値動きにはなっていません。

原油市場:利上げが意識された1日になりましたが上昇しています。 前日のEIAによる原油在庫減少が意識されたと思われます。



GDP確定値と新規失業保険申請件数

 同時刻に2つの経済指標が発表されどちらもポジティブな内容でした。GDPの場合は確定値なので速報値に比べてボラは低いですが、昨日は遥かに予想を超えたので金利が上昇しました。また、新規失業保険でも上昇傾向にあったのが、2021年10月以来の大幅減少でこれも金利上昇に寄与した形になっています。結果は以下のとおりです。

GDP確定値
前回1.3% 予想1.4% 結果2.0%
個人消費確定値
前回3.8% 予想3.8% 結果4.2%

新規失業保険申請件数
前回26.4万件 予想26.5万件 結果23.9万件
修正26.5万件

 結果を受けてマーケットの反応は金利上昇、ドル高、株安に振れています。GDP確定値が主な要因かと思います。

 昨日の発表で年内の利上げ確率がもう一段上がりました。GDPが上振れたのに加えて個人消費も好調で、特にサービス業が上方修正されています。リセッションはどこへ行ってしまったのか分かりませんが、昨日ほどの強い数字が出ている限りはリセッションの心配がなさそうです。

fed watch 6/30
GDP確定値を終えて、大口の金利予想も
年内にあと2回の利上げ確率を若干上げています。
※予想なので悪魔でも参考程度に





要人発言

FRBパウエル議長は講演で[年内に少なくともあと2回の追加利上げが必要になる公算]との見解を示しました。さらに、[FOMC参加者の大多数は、年末までに金利を2回もしくはさらに多く引き上げるのが適切であろうと予想している。インフレ率を2%に押し戻すプロセスはまだ先が長い]と発言しました。かなりタカ派な事を言っていますが、あまり材料視されなくなってきました。

・FRBボスティック総裁は[金利の名目水準は、許容できる時間枠の中でインフレ率を目標とする2%に戻すのに十分な水準に達している]と指摘し、[当面は現在の金利水準を維持できるというのが自身の基本的な見方だ]と述べました。ボスティック総裁の考え方は他の当局者と異なる事なども述べていました。

まとめ


 本日のイベントで欧州のCPIが発表されます。先日行われたECBフォーラムにてラガルド総裁が発言していた事と生合成が取れればユーロ高に繋がります。ラガルド総裁は強気なので、その辺をチェックして行きたいのと月末最終営業日なので、乱高下に巻き込まれないように注意して下さい。

 最近の円安によって為替介入が騒がれ始めていますが、去年と状況が全く異なるので個人的にはして来ないと思っています。ただ、サプライズが大好きな日銀なので、もししてきた場合は冷静に対応していくかやらない方が良いと思います。

今日の注目指標


8:30→東京都の消費者物価指数
前回3.2% 予想3.4% 結果3.2%

18:00→欧州消費者物価指数
総合 前回6.1% 予想5.6% 
コア 前回5.3% 予想5.5%

21:30→米PCEデフレーター
総合 前回4.4% 予想3.8% 
コア 前回4.7% 予想4.7%

それではまた明日(^∇^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?