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8/30 雇用市場は鈍化か

あいさつ
兼業トレーダーのBancilです。いつもご覧いただきありがとうございます。投資5年目/テクニカル4割/ファンダ6割/兼業トレーダー/ファンダを勉強中でnoteはアウトプットの場として活用中❕

ファンダメンタルズ

昨日の値動き

SP500↗️NASDAQ⬆️US2Y↘️US10Y⬇️USD⬇️
JPY➡️EUR➡️GBP↘️AUD↗️NZD⬆️CAD↘️OIL↗️

株式市場:昨日の株式は6月以来の大幅高になりました。先週のジャクソンホール会合でパウエル議長の発言には、必要なら追加利上げをすると言ってましたが、慎重に進める考え方が意識されています。昨日は他にもJOLTS求人の発表で、雇用市場の鈍化が示された事でリスクオンになりました。

国債市場:JOLTS求人や消費者信頼感指数の結果を受けて国債が大きく買われ、利回りは大幅に低下しました。先週とは打って変わって、追加利上げ観測が後退しています。

為替市場:ドル安、円まちまち、オセアニア高なので、リスクオンの相関でした。ドルストレートは全て上昇し、クロス円はレンジ推移しています。ドル円はNYタイムの前半に買われて147.37円まで付けましたが、最終的には145.85円で引けました。乱高下が激しい日になり、日足は長い上髭を作り陰線で引けています。

原油市場:株高の影響で原油も上昇しています。利上げ観測が後退すれば、景気は良くなり原油の需要も上がるだろうとの見方が広がりました。


JOLTS求人

 7月の求人件数は大きく減少し、この2年余りで最も低い水準になりました。JOLTS求人は以前から注目されている雇用関連の指標で、低下していると利上げ観測も後退します。ここ数ヶ月は底堅い雇用市場でしたが、いよいよ利上げによる歪が出始めたか、といった印象です。結果は以下のとおりです。

前回958.2万件 予想946.5万件 結果882.7万件

 結果を受けてマーケットは株高、金利低下、ドル安で反応しています。同時刻には消費者信頼感指数の発表もあり、こちらも予想より鈍化していたのでリスクオンの流れに拍車をかける形になりました。

 今回の求人件数の減少に加え、労働参加率が上向き傾向にある事は非常に良い事で、労働市場の賃金なども緩やかになっています。賃金が低下すれば必然とインフレ率も落ち着いてきますし、あとは失業率が上がってくれば、本格的な雇用市場の悪化に繋がります。今日のADPや金曜日の雇用統計に引き続き注目です。


米消費者信頼感指数

 8月の消費者信頼感指数は予想以上に低下し、インフレへの楽観的な見方が強まり、労働市場に対する見方が悪化しました。この指標は消費者のマインドを測るもので、上がれば積極的に消費をしていく事になります。結果は以下のとおりです。

前回117.0 予想116.0 結果106.1
修正114

 結果を受けてマーケットは株高、金利低下、ドル安に振れています。同時刻に発表されたJOLTS求人の影響もありますが、シンプルにリスクオンになりました。

 今回の消費者信頼感の後退は食料品やガソリン価格の高騰が影響しており、それはどの年代でも同じです。ただ、一年先の期待インフレは前回が5.7%だったのに対して、今回は5.8%と若干上昇しているので、頭の片隅に入れておきたい所です。

8/25 Fed Warch
パウエル議長の発言後の大口金利予想
8/30 Fed Watch
イベント2つを消化した後の大口金利予想

ごめんなさい🙏仕事が忙しく時間がないので、ここまでしか纏められませんでした。今晩のADPは注目しましょう。

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