くだもの初級

30代社会人。 仕事で文章を作るのが苦手と感じ、その克服のため、読書感想文始めました!

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最近の記事

55歳からのハローライフ

村上龍さんの中編小説。 5つの話から構成されている。それぞれの話は独立しているが、55歳付近の主人公の生活、生活から感じたこと、今後の人生の意気込みが描いている点で共通している。 今回は、特に印象に残った結婚相談所というエピソードから感じたことを書きたい。 女は旦那との離婚、結婚相談所主催のパーティーで偶然出会った男との一夜、元旦那との再会等から以下に気付き、1人で生きていくことを決める。 人生はやり直しがきかないと思っている人のほうが、瞬間瞬間を大切に生きることがで

    • 心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣

      サッカー元日本代表の長谷部誠選手の本。 浦和レッズ、ヴォルフスブルク、2010年南アフリカW杯キャプテン等での実体験を交えて長谷部選手が自らの習慣を紹介していく。習慣は9つの章、56個に分けて紹介されている。 ここでは、自分もやってみようと思ったもの、特に感銘を受けたものについて抜粋した。括弧内の数値は56個の習慣の番号で本に記載されているものである。 心はエンジンのようなもの(前書き)これは特に意識しようと思った。今、自分に足りない全ての事に対するベースだと思う。

      • 僕は勉強ができない

        2021年初めて読んだ山田詠美さんの本。 主人公は高校生男子の時田秀美。父親がおらず母親と祖父に育てられた彼の高校での出来事を描いた短編小説。また、番外編では、秀美の小学校時代が描かれる。 彼は、父親がいないことに対する周囲から向けられる負の感情に抗うこと、先生が言ったことで同意できない場合は、同意しないことを素直に表現する(周囲に迎合しない)という価値観を有しており、その価値観を受け入れてくれる、家族(祖父、母)、彼女、桜井先生(秀美の部活の顧問)との時間を特に大切にし

      55歳からのハローライフ