55歳からのハローライフ

村上龍さんの中編小説。

5つの話から構成されている。それぞれの話は独立しているが、55歳付近の主人公の生活、生活から感じたこと、今後の人生の意気込みが描いている点で共通している。

今回は、特に印象に残った結婚相談所というエピソードから感じたことを書きたい。

女は旦那との離婚、結婚相談所主催のパーティーで偶然出会った男との一夜、元旦那との再会等から以下に気付き、1人で生きていくことを決める。

人生はやり直しがきかないと思っている人のほうが、瞬間瞬間を大切に生きることができる。お金や健康など、不安はある。不安だらけと言ってもいい。だが、人生でもっとも恐ろしいのは、後悔とともに生きることだ。

旦那との離婚、様々な男との出会いを通じて、この後の人生、一瞬一瞬大切に後悔なく生きる決意をしたことがとても印象的だった。自分も何をすると楽しいのか、将来どのように生きていきたいかをよく考え、「やり直しはきかない」、「一瞬一瞬大切に」、「後悔なく生きる」ことを強く意識して生きていきたいと思った。

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