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「モモ」という児童小説

「モモ」という児童小説を知っていますか。
私は先日読み終えました。
小学校の高学年から読める、やさしい本です。

時間の使い方を考えさせられる内容でした。

人間の時間が時間泥棒に盗られてしまう、というお話です。
時間を盗むとは、時間の使い方の価値観を完全に変えてしまうということ。

もっと効率的に。もっと有効に。もっともっと時間を節約して人間の発展のために・・・と。
時間を盗まれた人たちは、時間を節約=上記のような過ごし方をして、顔に正気がなくなっていきます。
それをモモが救うお話です。

古い童話だけど、今の時代にも当てはまることがありました。

人間が人間らしい生活をするために時間をかけて行うことを、今の時代はわざわざ取り入れないといけないですよね。
だから有名人とかは、一時ぬか漬けを始めたりするんですね。(いい例ではないかもしれませんが、ぬか漬けをする人の気持ちがこの本をよんで少しわかりました。)

時間をかけて料理をしたり、革新的なおもちゃやゲームを使わず、自分の頭でゲームを編み出したり・・・
その反対には業務効率化、固定費削減、売上がどうのこうの・・・があるのではないでしょうか。

効率的でないけれども、美味しいもののために、生きていくために。
必要なものを自分の手で作ったり感じたりするための時間。
(それが少し前に流行ったぬか漬けなのでしょう。)
その時間を作るかつくらないかで、人の顔つきは大きく変わるんだろうなと思います。

私はとにかく、たくさん寝ることが大好きで、多忙な証券会社などで働く人には一生なれません。(証券会社は一例ですが)

いつまでも非効率な人間として生きていこうと思います。
(なので、仕事の話や休日何をしているのか聞かれるとちょっと心苦しいのです。)

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