中国で起きた事件のこと

悲しい事件です。
Xでは色々な意見が交わされ、
リポストされ、お互いにお互いの国を貶す人も多いです。
そんなやり取りも見ているのが悲しくつらいです。

言いたいことは、こちらの凪さんがほぼ言って下さっているので、ぜひご覧ください。

私は中国に3年ほど、留学生と言う身分で暮らしていました。
もう、30年も前のことです。
たかが3年ですが、私にとって中国は第2の故郷です。
中国の歴史や文化が好きで、敬意を持っています。

日本と中国の間には第二次世界大戦の中で埋められない大きな溝が出来ました。
一見、埋められたように見える溝ですが、
実はあまり埋められていません。
それは、日本政府の思惑、中国政府の思惑、経済摩擦、様々な理由から…

近い国なのに、お互いの国のことを良く知らないと言うのもあるでしょう(韓国・北朝鮮についてもそれは言えます)
近くて遠い国。

・無知は最大の罪
・敵を知り己を知れば百戦あやうからず
　　戦争ではないけれど、その国を知らないと、その国と上手に付き合う事は出来ないと言う意味で

最近の日本政府はアメリカ寄り過ぎて、中国や韓国、北朝鮮の専門家が少ないと思います。
いるのかも知れないですが、重用はされていないですよね…

その国の空気は、国や報道機関が作り出す事が多いです。
日本の保守系ジャーナリストなどには、明らかにデタラメ書いてる人も多い。(本当に腹が立ちます

中国の愛国教育を批判する人もいるし、最近顕著過ぎるのは分かります。
でも、日本も全くしていないかと言うとそんなことはなく、印象操作はかなりされています。

さらに、在中の日本人がやたらと右傾化して、ネガティブな情報を流す人もいます。

右も左も、行き過ぎるとヘイトになります。
憎しみからは憎しみしか生まれません。

中国人で幼い命が奪われたことに心を痛める人も多いです。
でも、中国では表立って政府の批判は出来ないんです。個人を批判するしかない。
政府も自らの失策を認める事は出来ないでしょう。

どうか、お互いに無意味なヘイトはやめて欲しいです。
中国人の中にも、良い人悪い人がいます。
日本人も同じです。
ただ、日本と中国の関係があまりにも複雑なのと、中国の愛国教育がもたらしたものでもあり、簡単に解決出来ないのです。
だから、お互いに中国人だから、日本人だから、と批判するのではなく、お互いの政府の対応を批判して欲しいです。

だからこそ、余計に亡くなったお子さんの事を考えると辛いですし、悲しいです。
ご両親のことも考えると…

ご冥福をお祈りいたします。