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カレーうどんの話

カレーを飛ばして付けたシミって、どうして後になって気がつくんでしょうね。今日こそ勝った!!と思ったその後に。

それはさておき。
「夕飯にカレーうどんをカレーうどんとして最初から作る」という話をすると、驚かれることがある。カレーをたくさん作っておいて、次の日か、それでも食べ切らない味変要因としてカレーうどん、という選択肢が取られることが多いのかもしれない。
かくいう私も、実家にいた頃は確かにそうだった。大鍋でカレーを作ってその日食べて、私も家族も割と朝ごはんしっかり食べられる人間だったので、翌朝カレーを食べ、それでも残ったらカレーうどんにする。カレーは出来立てだって美味しいんだけど、次の日カレーは言わずもがな美味しい。わかる。我が家は今カレーにじゃがいもを入れないのだが(食べられなくはないが、米のおかずとしてはなくてもいい、という結論に至り、その代わりに大体きのこや茄子が入る)、次の日カレーの味しみしみになったじゃがいもすごい美味しいよね。わかるわかる。
それとは別に、家に次の日カレーはないが今日寒いしカレーうどんが食べたい、そのためだけに外食するっていうのも何か、別に何かそうじゃないっていうね。そういう気分の時あるじゃないですか。そこでカレーうどんを作るわけですよ。カレーうどんが作れる2人前とかのパックとか、冷凍のを買ってくるわけじゃなく、普通にお肉と人参と、うどんの時は長ネギだけど、あとカレールー買って、カレーうどん。

ごく個人的にいうと、気分的にどちらかといえば、カレーライスよりカレーうどんを作る方が楽ちんなのだ。平日仕事終わりにカレーライスを作る気にはなれないが、カレーうどんなら全然やれる気がする。なんでって、十分な大きさの鍋さえあれば、おかずも主食もお鍋一つで完結するからである。
別に米を炊かなくていい!使う調理器具がちょっと少ない!米を炊く時間を考慮しなくていい!ほら楽ちん!!
ちなみに、工程が途中まで普通にカレーを作るのとあまり変わらないので、その点において別にそんな大して楽になってないよね、と言われることもある。そこは否定はしないけども。

そもそも論として、我が家はカレーが翌日にほとんど持ち越せない。家族みんなカレーが好きで、カレーライスを量的によく食べるので、せいぜい一食分あるかなぁくらいしか残らないのだ。そうすると、その量をカレーうどんにするには、なんともカレー力心許ない、カレーうどんというよりカレー風味うどんになりかねず、結局そのためにルーを足したり具を足したりする羽目になるのだ。だったらもうそれは無理に残しておかないで、カレーライスとして食べちゃって、カレーうどん食べたい時に一から作ったら良くね????となる。
あと、実家を出てから、次の日に繰り越せるだけのカレーを作れるでっかい鍋がない。意外と困るのが麺を茹でる時ね。特にうどんとか、対流させることもそうだし、塩気を抜く目的もあって、本当は1人前につき1リットルの水で茹でた方がいいと書いてあるのだけども、家族2〜3人で3リットルはいる鍋というとだいぶでっかいのだ。あったらいいなと思うけど、置く場所もね、ちょっと悩ましくなるわね。

そういうわけで、我が家はまあまあの頻度で、カレーうどんが食べたい時に次の日カレーでないカレーうどんを作る。お腹があったかくなって、ちょっと元気になる気がするところがすごくいい。
これから暑くなるけれど、暑い日にふうふう言いながら食べるカレーうどんも、またいいものですぞ。

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