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ばなログ4月前半 呼吸停止、そして復活

4/8(水)
ほぼ毎日在宅なのでばなちゃんと過ごし放題!やっぴ~!
今までばなちゃんには散々留守番をさせてきたが、まさかここにきて、こんなに一緒に過ごせるとは思わんかった!
呼吸数は相変わらず早いが(早い時で一分に60~80とか)食欲旺盛、お散歩もできる。強い子だなあ。

4/11(土)
久々の病院。ステロイドの影響で脱水になりやすいので、点滴を打ってもらう。血液検査もした。
最近のばなちゃんは病院でもおりこうさんだ。前は恐怖でガウガウキレまくって病院のスタッフに迷惑をかけまくりだった。申し訳ない…全て飼い主のせいです。
最近は治療中もじっと大人しく待っている。注射を打たれて「痛い!!!!」と口を開けて看護師さんの指に食いつきそうになるも、「いけないいけない」と自分で思い直してそそくさと口を閉じている。う~~ん、年をとっても進歩を続けるなんて!(親バカ)
自分に愛をもって全力で接してくれる人たち、というのが分かってきたのかな。

4/12(日)
23時頃から朝までずっと落ち着かず、酸素室の中をバタバタ、出してもバタバタ。少し落ちついてはバタバタを繰り返す。そして吠える。
昼過ぎに酸素室の中で大暴れし、突然ばたっと倒れた。息をしていない!!!と思って泣き叫びながら酸素マスクをあて、名前を呼ぶ。するとまた呼吸を始めてくれた。

先生が往診に来てくださる。「胸水が溜まっているかもしれないので、抜けば楽になるかも」とのこと。ただし病院に行ってみないと本当に溜まっているかは分からないし、行く間や治療中に体がもたずにショック死してしまうかもしれないとも……。治療ができても入院措置となり、もう自宅に帰れない可能性もあるという。
このまま鎮静剤などを騙し騙し使って自宅で過ごすか、イチかバチかで病院に行くかの2択を迫られる。悩んだ末、病院に行くことを選ぶ。病院の待合室で彼氏や、友だちに「もうダメかもしれない」と連絡をする。こんなことなら昨日、もっと長くお散歩に連れて行ってあげればよかったと後悔をする。

結果、胸水を40cc抜くことができ、家に帰ってくることができた。本当に強い子だ。戻ってきてくれた。ゴールデンウイークは越せないかもしれない。

夜に早速友だちが会いに来てくれる。しかも甘いものまで買ってきてくれた…。涙…。ありがたくてありがたくて仕方がなかった。連絡をくれた人たちもいっぱいいて、本当に嬉しい。自分もそういう人でありたいなあ…。

今日から母ヨーコと3時間交代で夜につきそうことにした。頑張ろう。

4/13(月)
しんどいのだろう、1日中寝ている。酸素マスクつけっぱなし。もちろんご飯も食べられない。頑張って維持していた体重も減ってしまうだろうな。

呼吸が苦しそうな時はすぐに静脈に繋がれた管に鎮静剤を注入。そうするとものの30秒で「ストン」と意識を失ってしまう。
鎮静剤を打ち、そのまま呼吸が止まってしまう子もいるそうだ。病院の先生が「鎮静剤を打ってくださいと言ったのは僕の判断です。なのでそういうことになっても打った渡邉さんの責任ではなく、僕の責任です」と言ってくださった。親子揃って泣きそうになった。
でも、鎮静剤で亡くなっても、あまり悔いはないと思う。苦しまずに済むのだから。

夜にまた別の友だちが会いに来てくれる。とても寒く、雨が降っている中!またもやありがたさで胸がいっぱいになる。
かわいらしいお花もいただいた。コップに生けて、ばなちゃんの傍に置く。
抱っこしてもらって、心なしか嬉しそうだった。今までも沢山抱っこしてもらったもんね。泊まりに来た私と友だちが朝起きたら、いつの間にかばなちゃんが間に割って入って寝てたこともあったっけ。

夜はなんとなく勉強してみたり、刺繍をしながら3時間を過ごす。たまに横で寝そべって顔をうずめてみたりする。

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(手の赤いのは静脈注射の管を固定しているやつ)


4/14(火)
朝、調子が良さそうだたので酸素マスクをあてがいつつ抱っこしてベランダに。外の風を感じて心地よさそう。我が家のベランダの目の前には葉っぱで覆われた壁があるのだが、一枚だけ、ハート形のバナナ色の葉っぱが!祝福してくれているようでなんだか嬉しい…。

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そして朝ごはんに好物のヨーグルトをスプーン2杯分、ぺろっと食べた!好きな人に会えて元気を取り戻したのだろうか?すごい!

夜に彼氏が会いに来てくれた。コロナで隔離の真っ最中。批判もあると思うが、しかし、ばなちゃんは彼や彼女たちが大好きだったので、本当に嬉しい。そして5分くらい酸素マスク無しで外に出れた。ばなちゃんってば、本当に強い!!!!

4/15(水)
朝から食欲超旺盛。自分からがつがつと食べる。酸素マスクを外せ!部屋の中を歩かせろ!と怒る。なんとお散歩にもいけた!!!酸素なしで!しかも自力で歩けた!!!!!ば、ばなちゃん…。あなたってすっごく強い子…。

もうお散歩には行けないと思っていたから、とっても嬉しい。もし日曜日にそのまま亡くなっていたら、ヨーコも私も後悔まみれだった。もっとお散歩いってあげればよかった。バタバタと暴れ苦しんでいる時点で早く病院に連れて行けばよかった。ああすればよかった、こうすればよかった…。

つくづく飼い主孝行な子だと思う。

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