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生理格差?

小中学校で生理用品の無料提供を、という声をネットや新聞でたびたび見かけるようになった。既に自治体レベルで動いている地域もあり、ついには政府も声をあげ始めている。

被災地への提供を除き、個人的には無料配布に反対である。

もちろん、特に未成年の方には、生理のケアはきちんとしてほしいと思う。

毎月出血をすることで、清潔にしていなければ雑菌も繁殖するし、割と簡単に感染症を起こしてしまう。大人になってからも本人だけでなく、大事なひとに病原をうつしてしまう可能性もある。だからケアを疎かにすべきではない。

だからといって、配布してしまうのは、違う。

それを始めてしまうと、日用品を頂けるというありがたみもきっと、薄れていってしまうと思う。

貧困=生理格差という言葉が日々踊る記事に、違和感がある。必需品への考え方を変えれば、格差ではなくなるはず。

代用できるもの、何度も使える布ナプキンの縫い方、そういった「知恵」の配布をしてもいいと思う。この数日、押し入れで日の目を見なかった無数のタオルたちが、不意の出血を何度も助けてくれた。そして何度でも使えることもわかった。

日本では遅れがちな、サニタリー商品の開発も期待したい。そして、若い人たちに情報が行き届き、気軽に共有できるように、より密接でオープンな発信を待ちたい。

軽減税率対象化には大賛成。生理用品のみならず、乳幼児や介護が必要な生活を送られている方の使用するオムツも。嗜好品でも贅沢品でもないのだから。





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