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努力が足りないの沼

努力ってどこまで行っても足りない。
きっとなにか目的や目標を達成するまでは、ずっと足りない。

どれだけ考えても、
どれだけ準備しても、
充分というところには辿り着くことはない。

それをわかっていても、なぜまだ努力が足りないと、努力を続けてしまうのだろう。

意味のある努力なのか、
意味のない努力なのか、
もはやそんな精査をする余裕もなく、
それでも努力を続けてしまうのは、弱い人間の証だと思う。

最後、蓋を開けた時に、もしダメだった場合、
いや、これだけ頑張ってきたし!と、自分を守りたいだけ。

何かを成し遂げるために必要な努力は、
いつしか弱い自分を守るための努力に変わってることってきっとあると思う。

「努力が足りない」
と言われて初めて気付く。

いやいやこれだけ頑張ってきたのにと悔しくなるけれど、結局自分を守るために努力をしただけだったな、と。
結果を出すための努力なんて、目的を果たすための努力なんて、実はできていないんだと。


果たしてこの沼から抜け出せる日は来るのか。

凸凹の道、高いハードル、分厚い壁、色んなものを乗り越える術を、あれこれ経験する中で身につけてきたけれど。
沼からの抜け出し方は、わからない。

意外とこの年になっても、身につけていないことがあってそのたびに自分の未熟さを痛感する。

楽になりたい。
自分を、楽にしてあげたい。

最近は毎日こんな考え事ばかりで、楽しくないけれど、それもまた人生。
長い人生の一つだと、いつか笑えるのだろうか。

今週も5日間、頑張れるかな。
頑張らない5日間にすることを、頑張る。

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