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leche
優しさって有限だから、いつでも渡せるわけじゃない。
自分のことを優しくて良い人だって思っていたい。
でも、自分のことを優しくて良い人だって思われたくない。
矛盾するようだけど、どちらもほんと。
***
優しくありたいと思いながらも、自分がそんなに優しい人間ではないなと感じている。
優しくいられるときだけ、優しさをふるまう。私の心に余裕がたっぷりあるときだけ。
べつにそれを嘘だと言うつもりはない。受け取った人が優しさを感じてくれるなら、それは優しさでいいんじゃないのって思う。
だけど、そのとき優しさを出せたからと言って、いつでも相手が欲しがるときに優しさを出せるわけじゃない。
それでも相手に「優しい人だね」って思われたら、べつに私が主張したわけでなくても、優しくいなきゃいけない気がしてしまう。
そこで無理をして優しくいようとすることはやめた。だから、しんどくはならない。
ただ、そこで私が優しくない側に傾くかんじがして、不要な後ろめたさが少しある。
***
優しくて良い人だなんて、期待に応えたくない。だってその期待を壊さないために、どれだけの優しさをつくらないといけないの。
できるときに気まぐれに優しさをふりまいて、「私、今良い人!」って思うくらいが楽だろうな。
自己完結。ひとりよがり。でも、その方が健全に優しくいられそうだし、たぶん良い人でいられる時間は長いんじゃないかな。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました( ˊᵕˋ* ) よかったら、また読みに来てください!