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音質以外の理由でイヤホンを選んだ方が幸福度は上がるって話
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イヤホンに期待している役割が昔とは変わってきてる
イヤホンとかヘッドホンって、音を聴くための道具ですから。そりゃあ音質は良いにこしたことはありません。
でもじゃあ「音質の良いイヤホン」=「最高のイヤホン」かっていうと、もうそういう感じでもないかなって思うのです。
ちょっと前までなら、イヤホンって「音楽」を聴くための道具だったと思うんです。ぼくの学生時代にイヤホンを使うっていったら、通学や家でMDプレイヤーにつなぐのがほとんどでした。
でも今は違う。
もちろん音楽を聴くのにも使いますが、動画を視聴したり、ゲームをしたり。あるいは通話をするために使うことも多くなりました。
ぼちぼち、イヤホンの役割が変わってきたなって感じるんです。
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いまの僕が期待する「イヤホン」の性能
「音楽を再現する」よりも「快適に音を聴く」ことが大切になって、どこにでも持ち出せる携行性や、使いやすさや手軽さ、それにいろんなデバイスで使い回せる汎用性が重要になってきました。
なんならこれに「話す」っていう新しい役割も必要になっています。自分の音声をどれだけキレイに相手に届けるかって。
そう考えると、純粋に音質だけを求めてイヤホンを選ぶよりも、もっと違う始点で選んだほうが、おそらく幸福度は高まるはずなんです。
すくなくとも、音楽を生業にしていない限りは、「良い音」よりも「良い環境」を整えることのほうが、生活への貢献度は高いのですよ。
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AirPodsがもっとも「生活への貢献度が高いイヤホン」だった
そんな風に感じさせてくれたのが、Appleの「AirPods(第三世代)」でした。
いままではBoseやSonyなどを中心に、良い音質のオーディオデバイスを探してきました。そのために数万円の買い物をしたことも少なくありません。
ですが今はもう、AirPods一択です。それ以外のオーディオデバイスは使わなくなってしまいました。それぐらいAirPodsというのは「生活への貢献度が高いイヤホン」なんです。
まず、すぐれた携行性。
バッテリーの駆動時間にも申し分なく、片耳ずつ使えばほぼ無限に使いつづけられます。
専用ケースも数多くリリースされていますので、カバンや腰にぶら下げて持ち運ぶことも簡単です。
つぎに使い勝手の良さ。
ケースから取り出した瞬間に、身の回りのApple製品と自動的につながってくれる。Mac・iPhone・iPadと、複数のデバイスを手元に置いているぼくにとって、これは感動的な体験です。
しかも再生したデバイスを判定してくれるので、ユーザーが接続先をいちいち切り替える必要がありません。手動で切り換えたとしても、そのスピードの早さには驚かされます。
そしてマイク音声。
ビデオ会議や通話において、マイクの音質に不満を感じたことがありません。明瞭・クリアな音声で、かつ、余計なノイズを拾わず、自分の声をありのまま相手に届けてくれます。
最後に音質。
いくらその他の性能が良くても、音が悪ければ台無しです。どれだけ役割が幅広くなったといっても、音を聞くデバイスであることに変わりはありませんから、ここを軽視することはできません。
しかし音質についてもAirPodsは "妥協" をしなくてもいい。素人ではわからないほどの音質で、不満を感じることはありません。重厚感や音の広がり、音ひとつひとつの粒の明瞭さなど、かなりのレベルの高さです。
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「音質」だけ考えればいいってわけじゃない
有線とワイヤレス、イヤホンとヘッドホンと骨伝導、ノイズキャンセリング、1万円以下の "コスパ最強" と呼ばれる中国製のものから、3万円を超える Bose の最新ヘッドホンまで。
あらゆるタイプのオーディオデバイスを使ってきましたが、やっぱりAirPodsが一番「使うことにストレスがないイヤホン」ですね。
今後の、また気が移ろいで、別のイヤホンを試してみたくなるでしょうか、そのときは「自分の生活にどれだけ馴染むか」に注視して検討するんだと思います。
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