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Yahoo論と江戸時代の教育論


この記事のコメントでは
「いまは甘すぎるもっと厳しくなければダメになる」というコメントも多くありました。

江戸時代の中期、葉隠という書物
武士としての心得の中に
子育てについて
こんな内容が残されています

①幼い時から勇気をすすめる

②かりそめにも、おどしたり、だましたりしてはならない。

③幼少の時でも臆病気のあるのは一生の瑕(きず)となる。

④親たちの不注意で、雷鳴の時おじけづかせたり、暗がりなどへ行かせないようにし、また泣きやまそうと思って、怖がることをいい聞かせることは、無知というほかない。

⑤幼少の時に強く叱れば内気になってしまう。また、悪い癖が身に染みないようにしなければならない。いったん染みついてしまうと、意見をしても直りはしない。

⑥物のいい方や礼儀などもだんだんと気をつけさせ、欲心など起こさせないようにし、その外、育て方次第で、普通の生まれつきならば立派になるものである。

⑦夫婦仲の悪い者の子供は不孝者になるといわれるが、もっともなことである。鳥獣でさえ、生まれおちてより、見たり聞いたりすることに染まるものである。

⑧母親が愚かで、父と子の仲が悪くなることがある。母親は何のわけもなく子供を溺愛し、父親が意見をすると、子供の味方をし、子供の側についてしまうので、その子は父と不和となってしまうのである。女の浅はかな心から、また将来を頼むという打算から子供に味方するものと思われる。


どうでしょうか?
厳しさというよりはまずは人としての温かさを感じられる内容に思います。

子どもたちが安心して過ごせる環境
自分を許してもらえる場であれば
そうおかしなことにはならずに
自らを律し健やかに育つ力を持つことができると思うんです

そして
完璧な人間はいません
もちろん
完璧な子どもも
完璧な大人もいません

Yahooの記事から言えることは
ひとつの公立小が独自に
子どもたちの「今」に寄り添い
教育施策を考え行動することができている点が、本当に素晴らしいことだなと思います(o^^o)

何事もトライアンドエラーですしね!

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