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【場面緘黙症】生まれつきか育ちか


今日はアメリカの場面緘黙研究医療センターの研究と、最新の遺伝子学から「生まれか育ちか」を合わせ技でひも解いていきます


おはようございます

よよママです

毎日、暑いですね
美味しいアイスでも食べながら
涼しくお過ごしくださいね


今日はそんな暑さに負けない
HOTな情報を書いていきます


きっとみなさんにとって
興味深い内容かと思います(o^^o)


さて、まずアメリカの研究結果では

●場面緘黙児は生まれつき不安になりやすい遺伝子要素を持っているとのこと

●場面緘黙症の原因については
虐待、ネグレスト(育児放棄)、トラウマ(心的外傷)である証拠は全くないことも多くの研究からわかっているようです

では遺伝子要素はわかったけど
原因に環境の要因ってないの?

って気になるところだけど
そのあたりは
具体的な因果関係というよりは
不安を感じる場所では緘黙が発現するという症状に留まる内容だったかと思う


ほぅ…


ほほぅ…



「遺伝子要素」ならどうすることもできないじゃない


・・・・・



そんな不安がよぎったあなた


ちょっとまって〜そこのおくさんっ


そうそう、あなたです

遺伝子学について

知ってほしいことがあるんです!



それは遺伝子学の「エピジェネティクス(後成遺伝子)」というものだ


最新の研究で生まれか育ちかについて
長年の人々の関心の答えにつながるような研究がなされている分野だ

これ、どういうことかは
専門学すぎてめっちゃ難しいの
真正面から読み解くのはムリ…

なので分かりやすい内容だけ
ピックしていくとする


まず人の成長において
遺伝子要素と
環境要素は
もちろんそれぞれ色んな影響あるでしょうねぇ〜と肌感覚で思っている人が大多数かと思います


でもね、これ、
遺伝子と環境を
単体で考えるのはおかしくて
まず私たちを創り出してる遺伝子って
じつは環境で変化しちゃうんです

つ ま り

「遺伝子は人の運命を変える
 スイッチのオンオフ機能がある」


でーん!

すごい!


え、なんじゃそりゃ!


私たちの身体は2万個ある遺伝子の
すべてでスイッチのオンオフが
起きる可能性があるとのこと


お?


じゃ、冒頭に書いた
「緘黙児が生まれつき持つ不安の遺伝子要素」は環境によってオンオフできちゃうんですかー!

はい、そうです
そういうことになると
わたしは思っている


エピジェネティクスにまつわる研究には
面白いことがたくさんあって

宇宙ステーションに1年間いて
宇宙にただよっている人体にとって
慣れない物質に長期間さらされて
帰還した宇宙飛行士の人の身体を研究すると、なななんと9000もの遺伝子スイッチが切り替わっていたことがわかった

たとえば宇宙では骨が弱くなりやすいが
「骨を作る物質を増やす」遺伝子がオンになっていたのだ


環境変化に応じて遺伝子までも変える
人体の適応能力、進化能力の
高さ
が伺える




またミツバチと女王蜂は同じ遺伝子ですが、産まれてから「ローヤルゼリー」を食べた蜂だけが女王蜂に成長する遺伝子をオンにすることができるのだ

そう、遺伝子のオンオフってどうやるの?ってことなんだけど
食べ物や運動、生活習慣によっても
影響するといわれている


このエピジェネティクスは
がんや病気の分野にも大きな関わりがあり、がんを抑止する遺伝子がオフになっている遺伝子に、直接的にオンに切り替える薬を投与(え、どんだけすごい薬なの!)
すると症状改善やガン消失も一部で見られたという最先端医療の臨床もなされている

まだまだ研究段階の情報ではあるけどね

またさらに興味深いのが
たとえば後成的に
オンになった遺伝子は
次世代にもオンのまま
引き継がれるということだ

元々持っていた遺伝子の情報が
次世代にいくのではなく
人生のなかできちんと変化した状態が
引き継がれていくということになる


少し文章を戻ると
遺伝子のオンオフに
「運動」のワードがでてきた


これ、緘黙に見逃せないワード



なぜなら運動と緘黙の関係性について
調べたことがあるんだけど
その時にたどり着いた私の見解

それは


こどもの成長期には
その成長時点に見合った
適切な運動量が
必要不可欠

脳の神経伝達物質の正常化
(不安症の神経回路に)
運動量は大きく貢献するという
認識を私は持っている


成長期に適度な運動量がないと
うまく歯車が回らないことが
生じてくるのだ


健康と運動は密接なのは
わかりきっているけど

発達や脳の正常な脳神経作用にも
影響してことも頭の片隅に意識するといいかもしれない

それに運動機能は声帯にも関与している

だって発声って筋肉をつかうのだから



というように少し脱線したけど
まとめると


不安になりやふい遺伝子要素を持って生まれたとしても、それはいかようにもオンオフできるということになる



そのオンオフはやはり環境や生活の質によるものだということもできる


そのため遺伝子レベルで不安のしやすさを持っていてもなんら心配ないということだ


どーんと
変化と
時と
タイミングを待てば良い


きっとみんないろんな取り組みを頑張っているのですから科学的根拠を味方に自信をもって成長すると信じましょう(o^^o)



こうした情報を根拠にしながら

じゃ、緘黙を克服するアプローチってどんなことがあるの?

その辺は、またわたしなりのやり方をまとめたいと思います(o^^o)

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