深刻病

大したことないことも
大袈裟に喚き嘆いてしまうのは
自分は無力で
世の中は敵が多くて
解決の術がないと
不安に覆われ絶望してしまうから

自分には力があって
世界は自分に優しいと信じていれば
静かに解決してしまうのだろう

子ども時代は家族も周りも頼れず
孤独だったけれど
今は大人で無力ではないし、
助けを求めたら
誰かが手を貸してくれると思える

笑ったって深刻になったって
問題が解決するわけじゃないけれど

笑う時はちょっと上を向いていて
悩む時はちょっと下を向いている

そんな些細な角度でも
進んでいけば大きく道が違ってくる

私はいつまで
不幸な人を頭に住まわせて
喪に服すんだい?

我慢して不満そうな人を住まわせて
不幸そうにして見せているんだい?

私の親はそれぞれに幸せなのよ
その形の幸せを選んでいるのよ
幸せでないことを私のせいにされても
子の私がどうにかできるもんではないのよ

笑い飛ばしちまえ
今の状況全部
降参しちまえ
お手上げしてしまえば
手には何も持っていられない
いらないものは笑って手放そう


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