いま、何してるのかな

そんなことを、毎日思う。

ずっと会社に居るのかな。
飲みに行ってるのかな。
あの友達と会ってるのかな。
私の話、してたりするのかな。
もう別の女の子を抱いてたりするのかな。
そりゃしてるよな。あいつだもんな。
何か月もSEXしないで生きていられるはずがない。

別れてよかったなんて思ってるのかな。
この子を大事にしようって思ってるのかな。

この家も、この街も、この暖かさも
彼の匂いを運んでくる。

声も、繋いだ手の感触も
肌の質感も、頭を預けた胸の厚さも
抱きしめてくれた体温も
まだありありと思いだせる。

彼と最後に朝を迎えてから、もう半年近く経とうとしてるのに。
今年は1時間しか会わなかったのに。

ちょうど彼と別れた3月、私は仕事がとてもしんどかった。
やらなきゃいけないことも、アクシデントも重なって
「うわ～…年末までこんな？」というかんじ。

だから彼が彼であることを
余計に受け入れきれなかったんだと思う。

今日会えなきゃ明日から頑張れる気がしない…！
そんな気持ちになることがしょっちゅうあった。
それに応えてくれる人ではないから、私のそんな気持ちは私の中に何重にも積まれていくだけで。

まあ、やっぱり依存だったのかな。

彼と別れて、仕事だけになって、
なんだか私は一気にバーンアウトした。

どこまで頑張っても先が見えない。
もう何にも頑張りたくない。
そんな闇にドボンと。

でも頑張る以外の道が分からなかった。
今まで私は自分のことを甘ったれだと思ってたし
特に何もできないままのうのうと生きてきた奴だと思ってたけど
たぶん、たぶんね、ずーっと、頑張ってた。
頑張らないともっとダメになると思ってた。
頑張ってない自分が嫌いだった。

おつかれさま、と彼の声を聞くこともできなくなって
ここまで頑張れば会える！と区切りをつけることもできなくなって（もともとそんな出来事なかったけど）
自分の幸せのために決別を決意したのに苦痛の方へずぶずぶしていって、

あーーー。
やっぱ電車にはねられるのが一番はじけ飛べるな？
人身事故ってそういうことか…

とまで思ってた。
そして、その気持ちに対して

いやいや、アホすぎるっしょ。
こんなことで人生終わらないって。どうにかなるじゃん。

って思うことすらめんどくさくなってた。

はじけ飛びたいという衝動を自制することもめんどくさい。
その気持ちを否定するのがしんどい。
この感情を抱えるのが決まって夜中で良かったと思う。
まじで、タイミングが悪かったら本当にやらかしてたくらい、やばかった。
自分の家がマンションの10階くらいだったら、やばかった。

どう考えてもあほらしいんだけど、本気で苦しかった。
今すぐ何もかも終わらせたいって本気で思った。
そう思わなくていいって言い聞かせるのも苦しかった。

あずさ2号で嗚咽するほど泣く日がくるとは思わなかった。
ねえ、これは盛り上がる曲じゃないの？？ねえ？
これ聞いてしんみりする人みたことねーよ。

まあ、もちろん（もちろん？）難破船も何度も聞いたよ。
余談だけど明菜ちゃんほんとうにかわいい。だいすき。

正直いまも、はじけ飛びたいのがゼロになったとはいえない。
ふとした時に、人生終わってもいいと思う。
この先何十年も生きてどうする？とか。

後悔無しに生きるのがモットーなせいで
本当に世界に未練が無い。自分にも。
人生なるようになるさと思ってきたから
10年後にこうなってたい！とかも無い。
そん時幸せならそれでいいし、それがいいし、人生って幸せにしかならないと思ってた。そう思うのがしんどくなる事があるなんて。

彼を思い返せば、
「もしガンですとか言われたらどうしよ？俺まだなにもやってない～ってなるよね」
って言ってたなあ。
やっぱり彼は今を生きながら未来に強い感情を抱いてたんだ。

毎日家に居て、ふと窓の外を眺めてやっぱり思う。
外に出たって毎分のように思う。
いま、何してるのかな。

このベランダで煙草を吸ってる背中が好きだったな。
もう少し暑い頃、旅行に着ていく服をファッションショーしたな。
色んなご飯を作ったら平らげてくれて、一日中ごろごろして。
人生で一番うまいって言ってくれたのうれしかったんだ。
小学生に混じってUFOキャッチャーに真剣になって。
買い物に行ったら「めちゃくちゃ似合うから全部買おうよ」って。
「もうこっからここまで全部買おうか？何着ても可愛いじゃん」って。
急にお姫様だっこされながらコンビニに行って、
まじではずいからおろしてっ！ってジタバタして。
夜中トイレに行ったら「どこ行ったかと思った！」って廊下まで飛び出てきた姿を見て、「ああ本当に何か寂しくて不安な人なんだ」と思った。
明け方に寝ぼけて抱き着いてくれるのが大好きだったし
赤ちゃんみたいにクッションの上で寝落ちしてるのも愛おしかった。
目をキラキラさせながら仕事の話をしてくれて
「こういうのが本当に楽しいんだよね」って足パタパタして。
私を見るたびに可愛い可愛いって。俺にとっては世界で一番可愛いって。
突然スーモの物件ページ送ってきたりさ。
初めて旅行が本当に楽しかったって。
初めて生きる意味を感じた気がするって。
どうしたって好きなんだって。
私が先に死んだら気が狂って石ころ集め出すと思うって。
だからお願いだから俺を先に死なせてって。
一緒に生きてくれてありがとうって。

嫌になるくらい、一瞬一瞬を鮮明に思い出せる。
あるあるだけど、嫌なことの方が多かったはずなのに
思い出すのはやっぱり楽しくてキラキラしたものばっかりだよね。
しっかり思い出せば、ゲロ出そうなくらい嫌なことはいっぱいある。
それを忘れるように、毎日PCに向かってる。

どれだけ時間が経っても、
思い出せば喉の奥がぎゅーっとなって、視界が滲む。
自分に起きたことじゃないような気分もする。
長い長い夢を見ていたような。
すごくすごく他人事のような。

久しぶりに、本当に久しぶりに
彼が「私の曲」といってくれたコレを聞いた。

懐かしい～～。正直、「全部お互い様」ってなんだよって思ってたけど。
なんだか彼の中の穴というか、寂しさがすごく伝わってきて
私はずっとそれを埋めてあげたかった。
本当に、彼が望むなら何でもあげたかった。
人生を楽しく感じて、生きててよかったと思える瞬間をたくさんあげたかった。

なんで、こうなっちゃうんだろうね、ほんと、笑っちゃうなあ。

凄まじい執着心はもう無いかなあ。
無くなったのか、見ないようにしてるだけか。
考えたくなくて、彼を彷彿とさせるものは遮断してるから。
いつこれが楽になるのかは分からないけど
遮断した今生きていられるなら、とりあえずこれがいい。
彼から連絡が無いのも、彼からの答えな気がするし。

なんか、ふわっと遠くに行きたいな～と思う。
誰も私を知らなくて、何も考えなくていいところに。

とはいえ全く未開の地はちょっとチキるから、
母親の故郷かな～なんてリアルに考えてる。
私にとっても故郷のようなものだし、しんどかった中学時代は唯一の休息地だったから、今もそうなってくれるんじゃないかなって。
イコール、彼の故郷でもあるんだけど。笑
彼と一緒に里帰りは、結局しなかったからさ。
やっぱり、してたら何か変わったかなあ。
でも予定遂行されたことなんてほとんどなかったし、それをドタキャンされたら結局私が選ぶ結末は同じだっただろうな。

故郷にうつれば会社はやめることになるし
気分屋の私は数か月で飽きるかもしれないし
やっぱ東京がいいんですけど～！ってなるかもしれないし…
あんなに転勤嫌だったのに、今は行きたいよ。今の会社転勤がない。
まず、今は普通に働くことがめんどくさい。

何よりの趣味のKPOPや映画も、今はそんなに楽しめない。
でも最推しのSEVENTEENは、いいタイミングで寄り添ってくれるぅ！さすが！という気分。ありがとね。

まだ思うよ。
今もあの人の中で、「私しかいない」と思ってて欲しいと。
どんな女の子と一緒に居ることを選んでも
私のことを思い出してほしいなって。

きっとあの人は、「誰か」を見つける人だから。
ものの1か月で別れてしまえ、とも思う。
お前に耐えられる女の子なんて居ないぞって。
コロンっと変わってノンストレス恋愛をしてたらすっごい腹も立つ。

いつか心の底から、彼の幸せを望めるようになりたいな。
それと同時に、自分自身にもそれをあげられるようになりたい。

10年後は、この話でゲラゲラ笑ってるかもしれない。
いや～！黒歴史だからやめて～！なんて。
数か月後には、ケロっと誰かに恋してるかもしれない。

でもそうやって生きてても、
今みたいにこうやってふと、
「何してるのかな、元気ですか？」
と穏やかな気持ちで問いかけ続けたいなあ。
別れた人に、そんな感情を抱くのは初めてだな。
「嫌いになりたくない」と思って別れたのが初めてだから。

もしかしたら、もしかしたらもしかしたらね、
数か月後、1年後、3年後？5年後？
色んなしこりが無くなって、トゲトゲが消えて
また隣にいるかもしれない。
そんなことを選択肢の一つにしてる時点で
私はまだまだなのかもしれないけど。

なんだったんだろう？あの人は。
突然私の人生に現れて、嵐を巻き起こして。
知れば知るほど、本当のあの人が分からなかった。

サウダージって、いい曲だよね（突然）
玉置浩二とのステージが好き。

あとラストシーンもね。

私の気持ちはね、ずっとずっとこれだったんだ。
直接送ったけどさ。他にもいっぱいあったけどさ。

久しぶりに、彼のことをたくさん考えた。
久しぶりに、声を出して泣いたら雨も降ってきた。
家に居るときの雨は好きだけど、なんだか今日は嫌だなー。
どうやらまだまだですね。

このnoteを見返すと
言ってることがぐちゃぐちゃだなあと思う笑
お互いに「欲しい」と「要らない」をずっと繰り返してたね。
私は「要らない」を選んだけれど
彼の本音はなんだったんだろう。
視点を変えれば彼も私もただ逃げたんだけど、
ありがとう。今もこうやって終わらせてくれていて。

スマホの中のあなたも、
【共有】のリストに出てこなくなったり
LINEのずっと下の方に行ってしまって。

実はまだ冷蔵庫の中には
あなた用のビールとハイボールが入ったまま。
私、飲まないからさ。
私用のチャミスルも、あなたと居ないと飲む機会が無いんだ。
どうしよっか。
きっとそのうち、賞味期限が切れちゃうね。
そうやって私から少しずつ、消えていくんだろうな。

今日も元気で、笑っていられますように。
大好きなあの姿で、居てくれますように。