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入院する高齢者のスマホの選び方

入院する高齢者に最適なスマホはiPhone!その理由とメリットを徹底解説


親や祖父母などの高齢者が入院すると、家族は大きな心配と負担を抱え、不安な時を過ごします。
そんな時、スマホが役立つことが多いですが、高齢の方々にとって、スマホは使い方が分らず不安に感じることがあります。実際、私の夫も最初はスマホに強い抵抗を示していました。
家にいるときは家族がそばでサポートできますが、緊急の入院や面会制限がある時にはそのサポートが難しくなります。

そんな状況で、iPhoneを選ぶことでどのようなメリットがあるのでしょうか?


1. 誰が手伝ってくれるかを考慮


設定の簡単さと直感的な操作
iPhoneは初期設定が比較的簡単で、最初の設定を終えた後は、使い方をゆっくり教えることが可能です。家族が時間がない場合でも、基本的な設定だけをしておけば、その後のサポートは周囲のiPhoneユーザーから受けやすくなります。

とはいえ、私は機械に強いわけではないので、全く新しいiPhoneの設定やアプリを入れたりするのに大変な時間がかかり、入院直前の夫との貴重な時間を潰してしまったので、もっと早くからスマホにしておけば良かったと後悔しました。

iPhoneユーザーの多さがもたらすメリット
病院のスタッフや医療従事者の中にはiPhoneを使用している人が多いです。これにより、操作や設定で困ったときにも、身近な人から助けを受けやすいのです。

入院患者さんのところには医師、看護師以外にも栄養士さん、リハビリスタッフ、薬剤師さん、事務の人、等々沢山の医療従事者が訪れます。

例えば、「このアプリの使い方が分からない」といった場合でも、医療従事者がiPhoneの使い方に慣れているため、操作方法に困ったときには、支援を受けやすいのです。

普段からスマホに慣れていない高齢者は、自分である程度使えるようになっていても、ふとした瞬間に間違って触ってしまい、画面を戻す事ができないこともあるし、アプリの更新の通知なども、どうしていいか分らなくて使えなくなってしまいます。

実際、私の夫も入院中に何度かスマホを動かせなくなりましたが、iPhoneの使い方に詳しいスタッフが多かったおかげで、スムーズに使用できるようになりました。

2. 入院中の高齢者にはiPhoneが最適な理由


自分での操作が難しい高齢者
いいんです。別にiPhoneでなくても…
自分で完璧に使えるのであれば、高齢者用のスマホとかでも構わないんです。

でも、入院は環境が変わります。
そして、常に身体の状態がいいわけではありません。
残念ながら自分で操作ができなくなったりすることも考えられます。
病人である高齢者が、自らスマホを使いこなすのは難しいことがあります。

結局、困った時に誰が助けてくれるのか、なんです。

そのため、操作に慣れている周囲のサポートが受けやすいiPhoneを選ぶのが賢明です。私たちも、医療従事者の多くがiPhoneを使っているため、サポートを受けやすくするためにiPhoneを選びました。


医療従事者との連携がスムーズ
医療従事者は多くが女性であり、iPhoneを使っている割合が高いです。

時間もなく、機械に強くない人の場合、「らくらくフォン」とか高齢者が使えるものでも、画面を見てパッと直感的に分からなければ、手伝うことを躊躇するでしょう。

その最初の壁を
「あ、この画面知ってる。自分と同じiPhoneだからちょっと見てみよう」
と相手の抵抗をなくすことを重視した結果がiPhoneだったのです。

iPhoneは直感的な操作が可能なため、少しのサポートで、また自分で使えるようになります。その少しのサポートが受けられるかどうかで入院環境が変わってきます。

3. 入院中の連絡手段としての利便性


多様な連絡手段
iPhoneを使うことで、電話だけでなく、メールやLINEなどの多様な連絡手段が利用できます。入院中は自由な時間が限られることが多いですが、メールやLINEを使うことで家族との連絡がスムーズになります。

夫が急に入院することになったとき、最初に考えたことはどうやって連絡を取ろうか、と言うことでした。

今までは彼の強い希望で折りたたみ式携帯を使っていました。
電話以外の機能を使う事なんてなかったけれど、普段はそれで困らなかったし、今さら新しい事を教えるなんて大変だから、これでいいか~と思っていました。

ですが・・・
入院というのは行動が制限されます。
治療やリハビリ、処置などで自由にできる時間も限られます。

さらに、点滴などで腕を曲げる事も制限されることがあります。
電話で話すには、電話を持って腕をかなり曲げないと耳に近づけられませんよね。一時的に反対の手で持ったとしても、高齢者はすぐに忘れてしまうので、普段通りの行動を取ろうとしてしまいます。
これでは治療に必要な点滴が何度も止まってしまい、夫も看護師さんから注意されることがありました。
連絡手段が電話だけだと、家族の方も大変です。

夫が入院中に、LINEで日々の状況を確認でき、安心することができました。それに、連絡が来なくても既読が付くことで、今日も元気でいるのか確認することができるのは非常に便利です。

 
顔を見ながらの安心感
何よりも、iPhoneのビデオ通話機能を使うことで、入院中に顔を見ながら話すことができます。

これにより、「顔色が良い」「元気そうだ」といった安心感を得られます。
私も、あぁ、今日も大丈夫だ。無事に過ごせたんだ、と顔を見ることでホッとしました。
特に、夫は出血傾向があったため、顔を見て状況を確認できるのはありがたく、大きな安心材料でした。

夫も、3ヶ月に渡る入院生活で
「スマホであなたの顔を見ることができたおかげで(入院生活を)乗り切れた、電話だけだったら気が狂っていたと思う」
と、入院中にスマホで私の顔を見られたことで、入院生活を乗り切る力になったと話していました。

また、入院生活で必要な物品が足りなくなったときに、スマホで画面を共有してどのくらい追加する必要があるかを確認するのにも役立ちました。

スマホスタンドは結構後の方で使ったのですが、これは最初から用意しておけば良かったと思いました。
スタンドに立てかけることで寝ながらでも画面を見ることができるし、スマホを持つために誰かの手を煩わせることもありませんから。
 

結論


高齢者が入院する際にスマホを用意する場合、iPhoneは非常におすすめです。高齢者が使い方に困った際にも周囲のサポートを受けやすく、安心して利用できます。
医療従事者や家族からの支援がスムーズで、連絡手段の多様性と顔を見ながらの安心感も大きなメリットです。設定だけでも済ませておけば、iPhoneなら誰かしら知っている人が支えてくれるので、安心して入院生活を過ごすことができるでしょう。


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