【信州ブレイブウォリアーズ】2020-2021シーズンを振り返る【チーム編】

信州ブレイブウォリアーズのB1リーグ初挑戦となった2020-2021シーズンをチームにフォーカスして振り返っていく。

シーズン開幕にマック&ウェイン間に合わず!?

信州BWのB1初挑戦は、大黒柱2人を欠く波乱の幕開けとなった。コロナウイルスの影響によりマックとウェインの入国が遅れ、シーズン開幕までにチームへ合流できないというまさかの事態に。また、同様の理由で期待のアジア特別枠ジェミンも合流できず。さらには、シーズン開幕前の練習試合で三ツ井が歯槽骨骨折の負傷で開幕に間に合わず。
シーズン開幕に向けて選手の足りない信州BWは、昨シーズン終了後に契約満了となっていた武井とサポートコーチ兼選手契約を締結することになった。

B1初公式試合!結果は…

2020年10月3日、信州BWの歴史に新たな1ページが刻まれた。対戦相手は秋田ノーザンハピネッツ、会場はホームのホワイトリング、集まった2000人以上のブースター、信州BWのB1リーグ初公式試合である。
そんな信州BWにとって歴史的な試合だが、結果は25点差の惨敗。B1リーグでも屈指のDF力を誇る秋田相手に手も足も出ず。苦しいスタートとなった。

マック合流!しかし…

シーズン5試合目の渋谷戦、開幕から4連敗中の信州BWにようやく神が帰ってきた。チームの大黒柱の1人、アンソニー・マクヘンリーの帰還である。
これで流れが変わるかと思ったが、強豪渋谷に連敗。信州BWは開幕から6連敗となった。

B1初勝利!ジェミンB1デビュー!

シーズン7試合目の三遠戦、ついにB1リーグ公式試合初勝利。開幕からの連敗をストップした。
また、この試合でBリーグ初の韓国人選手ヤン・ジェミンがデビュー。三ツ井も怪我から復帰してB1初出場を果たした。

武井選手契約解除

2020年10月23日、合流が遅れていた選手達が揃い始めた信州BWは武井との選手契約を解除。サポートコーチ専任となった。

ウェイン合流!強豪川崎を撃破!B1初の連勝!

シーズン8試合目の川崎戦、信州BWのゴール下の番人、ウェイン・マーシャルがついにB1のコートに登場。試合も強豪川崎を破り、B1リーグでのホーム初勝利を記録。また、B1リーグでの初連勝となった。

なかなか全員揃わず…チームも連敗

マック、ウェイン、ジェミンらが合流する一方で大崎、ジョシュがコンディション不良と怪我で離脱。シーズン11試合目までに選手全員が揃った試合は0。チームもB1リーグ初連勝の後3連敗となった。

ついに全員集結!強豪三河を破る!

シーズン12試合目の三河戦、ついに開幕から合流が遅れていた選手、シーズン中にコンディション不良や怪我でコートを離れていた選手が戻り、信州BWは完全体に。強豪三河相手に14点差をつけての勝利。ここから京都と琉球も破って3連勝。西地区の強豪を次々に撃破していった。
なお、ジョシュは三河戦に復帰した後再び離脱。完全体信州BWはしばらくお預けとなる。

2020年のうちに10勝達成!

シーズン25試合目の新潟戦、2020年最後の試合に勝利した信州BWはB1リーグ10勝を達成。ちなみにシーズン開幕からの6連敗を除けば19試合10勝で勝率5割越え。

増子レンタル移籍

2021年1月21日、増子がアースフレンズ東京Zへのレンタル移籍。

武井再び選手契約

2021年2月26日、サポートコーチだった武井と再びサポートコーチ兼選手契約を締結。

コロナで試合が中止に…

2021年3月27、28日に予定していたアウェーでの広島戦がコロナウイルスの影響で中止になった。
また、4月にもコロナウイルスの影響で7試合が中止に。
その後、3試合は代替試合が行われた。

B1昇格1年目最多勝利数更新!

シーズン48試合目の北海道戦、信州BWが勝利して今シーズン18勝目。B1昇格1年目のチームとしての最多勝利数を更新。B1リーグの歴史に名を残した。

ホーム最終戦は選手8人!?

シーズン52試合目の三遠戦、コロナウイルスによる活動休止期間明けに行われたホーム最終戦。多くの選手がコンディション不良でベンチ外となり、わずか8人で戦うことに。
厳しい試合となったが、結果は信州BWの勝利。今シーズン20勝目。ホーム最終戦を最高の結果で締め括った。
また、試合後に信州BWのシーズンMVPを発表。西山が受賞した。

シーズン最終節は選手7人!???

シーズン53、54試合目の広島戦、信州BWにとって今シーズンの最終節となった試合だが、ホーム最終戦となった前節からさらに1人減って7人で戦うことに。
信州BWと同じく昇格組の広島相手に勝利することは出来なかったが、最後まで戦い抜いた。

最終成績と主なスタッツ

最終成績
・勝敗:20勝34敗
・順位:西地区7位

主なスタッツ
・平均得点:71.9(20位)
・平均失点:75.0(2位)
・FG%:41.7%(20位)
・3P%:32.0%(17位)
・平均3P試投数:31.4本(1位)
・平均3P成功数:10.1本(1位)

まとめ

信州BWにとってB1リーグ初挑戦となった2020-2021シーズン。シーズン開幕前からマック&ウェインらの合流遅れがあり、シーズン開幕後も怪我やコンディション不良でなかなか選手が揃わない厳しい戦いに。それでも川崎、三河、琉球、富山といった強豪チームを破ってのシーズン20勝は、B1昇格1年目の最高勝利数記録を更新。平均失点はリーグ2位、平均3P試投数・成功数はともにリーグ1位だった。
日本一を目標に掲げる勝久HCの3年契約の最終年、目標を達成出来なかったのは少し残念ではあるが、B1昇格1年目としては素晴らしい結果を残した。
来シーズンも勝久HCと再契約を締結し、再び日本一を目指して欲しい。

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