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工学博士ですがNreal airでAR生活始めました。

お久しぶりの投稿になりますが、今回は旬が2ヶ月ほど過ぎたNreal airを購入して3日間ほど経ったのでNreal airは本当に良いのか?ARのある生活はそう変わるのか?を書いていきます。

そもそも購入に至った経緯なのですが、実は会社で数年前にスマートグラス熱が高まっていて、とある部署で開発したは良いものの現場でのウケが悪くお蔵入りになったという背景がありまして。それがなぜか今再燃しているので人柱的に先ずは体感すべく既製品のARグラスを手に入れた所存です。

あとは筆者が個人的にお世話になっているbackspace.fmでNreal airの話が出ていたので同製品の購入に至りました。

簡単に開封し使ってみた動画も載せておきます。

開封してみてわかるパッケージの完成度

さて、前置きが長くなりましたがものを見ていきましょう。最初に箱です。箱を見ていきたいのはデザインが凝っているから。やはり近未来的なガジェットですから一番最初に手に取る箱まで世界観が凝っているのは楽しいです。全体的にマッドな黒にツルツルとした加工で"nreal"の文字が際立ちます。また箱のサイドにnrealのテーマカラーになっている青紫色?でairと書かれているデザインはAppleを想像させます。

Nreal airの箱
青紫色でairの文字はMacBookの箱を連想

黒で統一された製品

同梱物はARグラスを始め、USB Type Cケーブル(DisplayPort Alternate Mode)、ノーズパッド(S、M、Lサイズ)、ライトシールド、視力矯正用フレーム、クリーニングクロスそしてキャリーケース。USBケーブルは最近のAppleのケーブルのように布製で柔らかい。ちなみにこれが後々効いてきます。

同梱物は黒を基調としている
キャリーケースにもnrealの文字は統一感があって高評価

実際に手に持って思ったことは軽い。そして小さい。納品して即チームメンバーに写真を送ったところ「そんなに小さいのか!?」と驚かれました。

79gは手で持つと実に軽く感じる

次に僕の顔に合わせて色々調整します。開封した段階ではノーズパッドのMサイズがはまっていましたが、筆者はLサイズに変更しました。理由は目とレンズの距離が近すぎたこととAR映像の上部がNreal airのレンズの縁とモロ被りしていて見えなかったこと。最終的にはテンプルを少し下向きの角度に変更して見えるようになりました。やはりオーダーメイドのメガネと違ってこの辺りは人を選ぶところですね。

テンプルは−30°、0°、30°で変更可能

使ってすぐAR沼にハマってしまいました

公式サイトにも書かれていたのですが、初見の感想はまさしく”新世界”といったところ。動画内でもアクティベーション後に思わず声をあげてしまいました。なかなか伝わりづらいですが、公式サイトあるイメージ画像そのままといったところ。ただし筆者はWindows PCとMacBook Proでの使用のため130インチ相当、フルHD、60fpsの動作環境でした。今後専用アプリのNebulaがMacOSにネイティブ対応すれば、さらにワイドに220インチまで広がるとのことで、早期実装が望まれます。(情報では9月中とのこと)

公式サイトのイメージ画像

そしてこれは筆者ならではかもしれませんが首への負担がへりました。というよりPC作業時に下を見なくて済むようになりました。普段は仕事部屋でノートPCを他のディスプレイに繋いで作業しているのですが、これならリビングのソファーでAR環境でしかも130インチとかいう広い画面?で作業できそうです。

天井にARでコーディング画面を移して作業

そしてベットでiPad Proに繋いでYoutubeを見ました。ここで憎いのが布製の柔らかいType Cケーブルなんです。PCで作業している時もそうなのですが、ケーブルが柔らかいおかげでそこまで配線に気を使いませんでした。(もちろん多少存在感はありますが。)ただしiPadはPCのタッチタイピングみたいに見ないで操作をするのは難しいのであくまで利用はコンテンツ消化かなぁと言ったところ。ただし、iPadをPCっぽく使うのであればより恩恵を受けると思いますし、これは10月あたりのiPadOS16に期待しましょう。

ベットで天井を見ながらYoutubeを見る

1日経ってわかった違和感

そんな感じで一瞬でAR沼にハマったのですが、一夜明けて違和感を感じました。そうです、鼻の付け根が痛い。。。
これは間違いなく昔安物の出来合いブルーライトカットメガネを使用していた時と同じ感覚、メガネが自分に合っていない。。。
鏡を見るとノーズパッドの後がくっきり、しかも加齢のお肌なのでなかなか元に戻らない。この辺はどうしてもメガネ部分が出来合いになるのでしょうがないのかと思いますが、普段メガネをつけていないのでとてつもない違和感。思わず「メガネ、鼻、痛い」で検索し、「メガネを軽くする」、「自分に合ったメガネを作る」などどうしようもない回答が多数得たところです。

ついでに言えば僕は頭周りが多少でかいのでフレームでこめかみあたりが若干締め付けられていて、さながら西遊記の孫悟空の緊箍児(きんこじ)のよう。フレームが上下には30°ずつカチッと止まる仕様なのに、左右には動くけどロックされない仕様なので緊箍児を解除できない。。。僕はARと引き換えに頭を少しずつ締め付けられる刑を受けることになりました。

それでもハマってしまうAR

身体的に辛い部分が出てしまうもののなぜか次の日には平然とNreal airをつけてしまいます。鼻や頭の痛みは、定期的に休憩を取れという戒めとして付き合っています。10月にはiPhone用のアダプターやNebulaのMacOSネイティブ対応が期待できるのでしばらくは沼にどっぷり浸かりたいと思います。

AR沼にハマった筆者


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