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自己紹介その15

これから書いていくことは自分の心の中にいつもあって、でもやっとのことで封印した事柄である。

あまり感情は入れず事実だけをまず

私が高校1年の一学期の夏

愛しの人が交通事故で亡くなった

亡くなる1時間くらいまで電話で話していて

私は友人といるから帰りは遅くなると報告していた。

1人で友人の集まっているところに行ってくるとの事だった。

私が帰宅前に愛しの人へ電話を入れたが

家族の方がまだ出かけていると教えてくれた。

今まで1日足りとも帰宅後の連絡がないことがなかったので、その日は1日眠れずに家の電話を朝まで抱えていた。

虫の知らせ

と言うのか、なんだか寂しくてたまらなかった


明け方ウトウトしていると家の電話が鳴り

私が出る前に母が先に出てしまい

母は受話器を置きながら号泣していた

今まで、そんな母を見たことがなかった私は

母から答えを聞く前にわかってしまった

気づいてしまった

言わないでくれ、黙っていてくれと

頭の中の私が喚き散らしていた

母は泣きながら

事故で亡くなったと告げた

やっぱりか

でもどうして?どうして?どうして?どうして?

どうして?が止まらなかった

頭の中がグチャグチャに掻き回されたような感覚と目眩で立って居られず壁にもたれ呆然としていると

母がお葬式の前に会いに行こうと

免許取り立てなのに車にエンジンをかけていた

よく、この精神状態で初心者が車の運転をして愛しの人が眠る家までたどり着けたと今、冷静になると思う。

その時は母にまで構っていられる状態ではなかったので、着いて車を開けてもらうまでボーっとしていた。

愛しの人


眠っていた。

所々に痣はあるものの美しい寝顔で

そっと肩に触れてみた

無機質のように硬かった

人間の体にこんなに硬いパーツはないはずなのに

反対側の肩にも触れてみた

やはり硬かった

やっと私の頭が追いついてきて

叫び声と嗚咽と泣き声が

自分自身の鼓膜を破きそうなくらい鳴り響いていた。

お願いだから目を開いてくれ

お願いだから起きてくれ

お願いだから

何度も何度も母に引き剥がされるまで

しがみついて離れなかった

許せなかった

人間に死と言うものがあることを

許せなかった

自分だけ生きていることを


すみません。続きはまた書きます。

駄文につき失礼します。



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