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10kmフランス選手権切符獲得

タイトルを見て、すごいと思われた方、日本とフランスは大きく違います。

以前こんな記事を書いた。

日本には残念ながら、私が認識していないだけかもしれませんが、10kmロードの年代別の日本選手権はない。一方、年代別ではない、全世代合わせての陸上競技場で開催される10000mは存在。

フランス選手権の詳細は上記の記事を見ていただくこととし、私はフランスに来てから10キロのレースに一度も出場したことがなかったため(仮にハーフやマラソンの通過タイムが資格記録以上の取り扱いは不明)、3月20日にパリから約40キロ離れたAubergenvilleという街で開催された10キロレースに参加。スタートの様子は、本記事の写真のとおり。

フランス選手権の予選大会とだけあって、普通の市民大会よりは明らかにレベルは高く、また大会側もタイムを出してくれ、と言わんばかりのフラットなコース設定。

さらに天気も味方して、寒くない、暑くない。

私の目標は、35〜39歳カテゴリーの資格タイムである35分を切ること。先月のマラソン後、まともな練習はしておらず、回復のためのジョグと、トラックもマラソンのレースペースよりも遅いようなペースで短めのインターバルをこなすした程度。

1つの目標として34分30秒を設定し、決して無理をしない、一定ペースを刻むことを目標に疾走。そのかいもあって、GarminではGPSの誤差もあったが、キロ3分25位でほぼ一定に刻み、34分22秒(ネット34分19秒)でクリア。

全体順位は942人中182位、部門別では40〜44歳の部で88人中17位。

実は結果を見て初めて気づいたのだが、私は今年8月で40歳。こちらの年度は1月始まりであることから、私のカテゴリーは昨年までの35〜39歳のクラスではなくて、40〜44歳のクラスになっていた。

年齢的には1番若いだけに非常に有利な階層。結果を見て初めて、資格タイムも35分ではなくて、36分30秒であることに気づいた。

フランス選手権のルールを読むと、仮に私が昨年10キロを走っていた場合には、資格タイムは35〜39歳カテゴリーの35分に基づき判断されるが、フランス選手権の出場カテゴリーは選手権の開催年に基づき40〜44歳カテゴリーになる模様。

本レースの全体の1位は29分15秒で、4人が29分台、31分未満が23人、32分未満が67人であり、上述のとおりそれなりのレベル。

私のカテゴリー(40〜44歳)の1位は31分46秒。なお、昨年のカテゴリー(35〜39歳)の1位は30分51秒で、私のタイムだと29位相当。

カテゴリーの話をしているが、キプチョゲは37歳であり、私とまさに同世代であり、世代関係なく勝ち続けており、本当にあり得ない。

フランス選手権は、全て年齢カテゴリーともに3週間後の4月9日土曜日。スタート時間は、私のクラスは、日本では考えられない17時。23〜39歳の1番脂の乗った世代は、さらに有り得ない20時。

イギリス側のドーバー海峡に程近い、Boulogne-sur-Merというパリから約260キロ離れた街で開催される。

フランス選手権の有資格者の氏名一覧は、個人情報保護等お構いなく(それを前提に陸連登録されている模様)、氏名、生年、所属するクラブ、大会等がフランス陸連のサイトに掲載されているが、合計で何人いるのか分からない位の膨大な有資格者数である。ロードで、スタート時間を何段階か分けてやるので、運営上はたいして問題はないのだろう。

改めて、日本でも同様の取組みをすると面白い気がする。

文字ばかりとなったが、フランスは桜はすでに咲き始めており、近所の公園の桜も満開である。サマータイムも今週末には始まり、本格的に過ごしやすい日が近づきつつあるものの、一方、規制緩和に伴う最近のコロナ感染者数の激増が気になるところである。

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