「子どもが欲しいかわかりません」を読みました
大町テラスさんが描かれた『子どもが欲しいかわかりません』を読みました。
小説ではありません。
WEB漫画です。
レタスクラブで連載しているようです。
主人公のカナコさんは37歳の子供のいない既婚者です。
この短いエッセイ漫画?がものすごく刺さり、驚くほどです。
こんなにシンプルに日常を切り取っただけなのに、飾り気がなく、正直で、自分でも知らなかった本当の気持ちに気づかせてくれるような・・・。
カナコさんは仕事にも、夫婦での暮らしにも満足して、充実した日々を送っています。
同世代の友達は子育て中が多く、その様子をSNSに投稿しています。
カナコさんはそれを見て、うらやましいとは思えません。
その投稿を見た人は、子育ての何気ない日常を切り取ったSNSの投稿に「かわいい」とか「大変だけど、頑張ってるね」などと一瞬思って、それで終わり。
カナコさんは自分が本当に子供をもちたいのか、SNS投稿を見て、じっくり考えこんでしまいます。
自分の本当の気持ちについてじっくり考える人は、人生の選択の間違いが少ないのではないでしょうか。
結婚しない、子供を一人も生まない女性は昔より増えましたが、まだまだ「結婚して子供をもつ人生」の方が主流だと思います。
そしてその主流派が正解と信じて目標にする人も多い。
でも、どうでしょう。
子供を持つかどうか迷うのって、世間の大半が子供をもっていて、それが「普通」と子供の頃から刷り込まれてきたからではないでしょうか。
もし、今の世の中が子を持つ or 持たない半々、もしくは子を持たない人生が主流、人生のオプションとして「子供をもつ」があったなら、カナコさんのような人は悩まないのではないのでしょうか。
自分は子供を持たない人生を選ぶ、とはっきり思えるかもしれません。
世間一般の常識が、自分の本当の気持ちを曇らせてしまいます。
女性の何気ない気持ちを表現するのがとても上手な著者、大町テラスさん。
これからもいろんな作品を生み出してほしいです。
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株式会社 ジェー・シー・プラス
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