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ウィーンでレッスン受けてみた:その②日本人と知り合う編

初めのBasic1のあと、続けてBasic 2を受ける為に、反対側のスタジオへ移動。
今のクラスより少し難しかったが、日本で言うところの初級クラス。
男性プロダンサーのような人もきていた。
アラセゴンドの手の使い方を注意される。
グランワルツまでやって終了。

全体的に、それほど上手な人はいなかったが、私のような初心者にはちょうど良い感じであった。
帰りに、階段を降りていると、アジア人の人にドイツ語で話しかけられる。
ドイツ語がわからないと英語で答えると、日本語で

「日本人の方ですか?」

話してみれば、私と同い年で、プロの声楽家の方で、フランス人の旦那さんをフランスに残して、ウィーンで一人、オーディションを受けたりしながら活動をしているとのことだった。
大学から、こちらのコンセルバトワールに入学し、無事卒業、一時期、日本の劇団四季で歌っていたそうだ。
人生を謳歌しながら海外で一人がんばっているこの日本人女性と意気投合してしまい、そのまま一緒にご飯を食べに行ってしまった。
最後にメールアドレスをいただいたが、undeliveredになってしまい、音信不通になってしまい非常に残念。
彼女によると、色々なスタジオに行ってみたが、ウィーンでは、このスタジオが一番お気に入りとのことだった。

滞在中に、ウィーン国立歌劇場で、中村祥子さんのステージを立ち見で見た。
立ち見は、なんとたったの300円位。
しかも、1階正面の後方で良く見えた。
ただし立ち見でギューギュー詰め。
品の良いおばあさんやちょっとほろ酔い加減の大きな声で話す地元のおじさんから、観光客、留学生まで様々な人たちがこの立見席で見ていた。
地元の人達はこうして、夕食後に、気軽にバレエやオペレッタを見に来れてうらやましく思った。
日本もこういう誰でも気軽に入れる席があると、観客の裾野ももっと広がるのでは?

バレエのあとは、オペラという2部構成。
英語の字幕が、立ち見席の手元にある手すりのようなものについている小さなモニターのようなものに流れる仕掛けになっていた。
オペラは、美しい人もでていなくて、立ちながら寝てしまった………

開演前は、シャンパンをロビーで飲み、帰りは一緒に行った人達とお茶してホテルに戻った。
立ち見であることをのぞけば、優雅で楽しいひとときだった。

スタジオ名:Studio An Der Wien(?)
場所:オーストリア ウイーン市内
クラス:Bacis 2
受講時期:2003年11月
設備:★★★☆☆
雰囲気:★★★☆☆
レッスン:★★★☆☆

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