福祉学生に伝えたい!ドクターメイトの魅力 〜夜間オンコール代行™編〜
皆さんこんにちは!ドクターメイト株式会社インターンのあやかです。
ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため「オンコール代行」などのサービスを提供している会社です。福祉学生の私。実は、「そもそもオンコールってなんだ?」と調べるところからインターン生活がスタートしました。
調べてみた結果「自分の知らない介護・福祉の課題との出会い」がありドクターメイトのサービスの価値を再認識しました。そこで「ぜひ、今就活中の福祉学生にお伝えしたい!」と思ってこの記事を書きました。
「福祉学生に伝えたい!ドクターメイトの魅力 〜夜間オンコール代行™編〜」と題して、今回はドクターメイトが提供するサービスの一つ、「夜間オンコール代行™」について詳しく説明しながら、医療福祉を学ぶ学生の目線から「課題解決に必要な視点」をご紹介したいと思います。
オンコールの定義と課題
オンコールとは、夜間に緊急事態が発生した際、迅速な対応ができるよう医療従事者が自宅で待機することを指します。夜間介護施設には介護職員のみとなり、また勤務者数も日中帯と比べて少なくなります。こうした中で、夜間オンコール代行を担う看護師が、容態が急変した際に求められる対応(救急搬送をすべきかなど)を判断し電話で指示を出し、場合によっては現場に駆けつけて必要な措置をとります。
しかし、現状としては医療や看護のプロではない管理者がオンコール待機をしていたり、いつも同じ看護師がオンコール対応をしていて負担が大きかったり、夜間スタッフがオンコールをすることに抵抗を感じていたりと、介護施設では夜間の体制に様々な悩みを抱えています。
公益社団法人日本看護協会「特別養護老人ホーム・介護老人保健施設における看護職員実態調査」によると、“介護施設の夜間業務(オンコール対応)を負担に感じる職員が多い”ことが明らかになりました。
日本看護協会の報告書によると、勤務先の施設に「オンコール体制がある」と回答した看護職員は、特別養護老人ホームでは91.8%(492件/536件)、介護老人保健施設では14.2%(77件/544件)でした。
またオンコール対応の負担感について、特別養護老人ホームの看護職員では「非常にそう思う」「ややそう思う」の合計割合が「身体的・精神的に休まらない」が85.8%であるとわかりました。これらの結果から、オンコール対応の負担感が高いことが示されます。
では、これらの課題を解決するためにドクターメイトが提供する夜間オンコール「代行」とはどのようなサービスなのでしょうか?
夜間オンコール代行™とは?
夜間オンコール代行™とは、「介護施設の看護師に代わって、ドクターメイトの看護師が夜間オンコールの対応を行うサービス」です。看護師さんがいない夜間に利用者様の状況が急変した際の対応や不安解消のため、毎晩全国で看護師・医師が待機し、契約施設のオンコールに対応しています(対応時間:17:00〜8:30)。これにより、緊急性の判断や医療的なアドバイスを行うことができ、介護職員の負担が軽減されます。
主なサービスのメリットは、①看護師医師のダブルバックアップ、②リアルタイムレポート、③対応クオリティの3つ。
看護師医師のダブルバックアップ
ドクターメイトに所属する看護師の対応に加え、状況に応じて医師も対応できるよう、常時バックアップの体制を構築しています。リアルタイムレポート
医療機関やご家族様へ状況や対応した内容の共有や、また施設内で次に勤務する職員への申し送りに利用できるレポートを15分前後で送信します。対応クオリティ
介護現場や施設環境を踏まえた適切な対応を心がけ、2023年8月時点で32,858件以上の夜間オンコール代行™の実績があります。
これらに加え、看護師の負担であった夜間オンコール待機が無くなり離職を防ぐ効果がみられたり、ドクターメイトの看護師による的確な判断で夜間の救急搬送が減少したりと、様々な悩みを解決してきました。
インターンを通じて気づいた、課題解決に必要なこと
私の調べた「オンコール代行」についての紹介をしてきましたが、最後に私の気づきについても書いてみます。
“福祉に携わりたい”という一心で就職活動をしていた私が、約一年間の就職活動やドクターメイトでのインターンを通じて気づいた課題解決に必要なことを考えてみました。
ポイント①
「なぜ?」を深く掘り下げる
〜私の「なぜ?」〜
・オンコールの負担感ってどのぐらいあるんだろう?
・現場の声はどのように拾っているのだろう?
・オンコールをする時、介護職はどのような心境なんだろう?
・受ける側の看護師はどのくらいの頻度で対応しているんだろう?
こうした沢山の「なぜ」を深掘りすることで、見えてくるものがあります。「なぜ」を調べていくと、介護施設や社会で課題となっていることを「自分ごと化」でき、新たな疑問が生まれていきます。
ポイント②
社会のニーズを把握→そこに対して自分ができることは何か?→手段を選択
私の場合は「オンコールが負担である」と把握した後に、自分が挑戦したいことや関心のあること、自分の力を活かせそうなことは何か考え始めました。
現在私は、社会福祉士という資格取得を目指して勉強をしているのですが、最初のころは「看護や介護について専門的な勉強をしてこなかったから、オンコールの負担感の理解や、介護と医療の壁について理解した気になってはいけないのではないか」と考えていました。
広く福祉を学んでいるからこそ、無意識のうちに医療と福祉、介護と福祉の間に線を引いてしまい、自分にできることは無いのではないかと自信を失っていたのかもしれません。
しかし、自分なりの「なぜ」を持ちながら課題を「自分ごと化」すること、またその課題に対し自分はどのような形でチームの一員になれるのかを考えることで、介護や福祉の課題解決をするためには、現場で資格を生かして働く道だけではないと気がつきました。
それは勉強する過程で学んだこと、例えば傾聴する力やラポール(フランス語で“橋を架ける”:調和した、親密な信頼関係のこと)の形成の上で必要な知識など、状況に合わせて発揮できることもあるのではないか、と考えられるようになりました。
また実際にドクターメイトでも、多様なキャリアや資格を持つ方々が働かれています。知らないからといって見て見ぬふりをせず、不安な気持ちを振り払って自分ごとにしていくことが、持続可能な介護のしくみ作りに携わる第一歩になるのかもしれません。
今回は報告書を参考にしましたが、例えば介護や看護に携わる周りの家族・友人に質問してみたり、大学の先生と雑談まじりで話してみたり、自分の身近なところで声を拾うことも良いと思います!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。オンコールのこと、そしてドクターメイトのことをより知っていただくことができたでしょうか?皆さんの就職活動の支えの1つになったのであれば嬉しいです!
最後に、私がこれから考えたいこと・知りたいことはこちらです!
皆さんもこれらの問いを深めながら、ぜひ一緒に考えていきましょう!