蜃気楼の先

　おはこんばんちは！
どうもエロ界の赤帽ことバーテンの貴さんです。

　今回は遠回りと最短距離、所謂「急がば回れ」とはどういうことなのかということをざっくり述べていきたいなと思います。
　　
　わかっていない人、しんどい人、生きづらい人は現代人でよくいる「こうすればこうなる」という短絡的な考え方をしている人が多いなと思います。ボタン一つで生活が回るので思考がそうなっても仕方ないかなとは感じます。ここまでいくと「ボタン症候群」とか「ワンクリック症候群」という名前がついてもおかしくないなとさえ思います。

　そういう人達に相談をされると「具体的にどういうことですか」とか「それをすればどうなりますか」などと言われます。わかりやすいところでいくと、パートナーの作り方や、モテたい等の話です。そんな感じでボタン症候群なので「風俗行くのが一番早いで」と教えるとなんだか不満そうな顔をされます。しょうがないので「モテたければ好きなことややらずにはいられないことをやればええよ、そして好かれる自分と好きな自分の折り合いをつければ何もしなくても異性は寄ってくる」と本当のことを教えると今度は「難しい」と言う。遠回りに見えるからもっと手軽なものが欲しいボタン症候群の典型だなと思います。実際その様に手軽な方法は作れます。大きな影響力があれば。モテている人が自分の特徴や自分が作ったツールなどを「こうすればモテる」と売り出せばいいのです」。モテるためはモテることが必要という一見理不尽な図式が出来上がります。しかしそれはモテることだけでなくほとんどのことに言えるということが見えてきます。お金持ちになりたければお金持ちであることが必要とかそういう話です。なぜこうなるかというと当人がわかっていないということなんです。しょうがないから個人の感想を売る。もちろん適合しない人がたくさん出てくるがそんなものは知らないよということです。だって本当のことを伝えてもボタン症候群の人達は納得しないしお金になるんだからええやんということでしょう。こういうことは最近始まったことでもないですが現代の情報過多という背景が大きく関与しているように感じます。誰も現実を観ずに現実を遠回りだと感じ的外れな個人の感想をありがたいボタンのように感じる。そんなものがあったらどうなる？ということを考えることもできないんだなという感想を持たざるを得ません。

　もちろん良い悪いは無いので本人がどう感じるかが一番だと思います。これはどんな事象であれ言い続けていることです。しかし、もし現実を見たい、本当のことを知りたいと思うなら、そんなボタンは無いということに気付けるといいんじゃないかなと思います。それが所謂第一歩です。

　僕は夢は見せずに現実しか見せないので夢見がちなボタン症候群の人が来るとそのリアクションが面白いです。だいたい現実への第一歩を踏み出すか、まだ夢の中のボタンを探してスタンプラリーを続ける人に二分されます。なんだか「自分探し」にも似た話だなと思います。答えはすでに持っているし日々変わっていくことに気付けないんだなということです。

　ボタン症候群の人からすれば遠回りや蜃気楼の先のような話なのかもしれませんが、それが現実で本人が勝手に道筋を簡単なものにしたがっているということです。できること、できないこと、やらずにはいられないことがわかったらできないことや苦手なことを簡略化してできることややらずにはいられないことに注力するというのはどんどんやればよいと思います。僕が言っているのは苦労しろとかそういうことではないのです。二宮金次郎を見ても、もっと勉強に集中できていればもっとすごい人になったかもなと感じます。もちろんあの環境があったからこそというのもわかりますが。

　もうわかったと思いますが、どんなことでも自分ができることややらずにはいられないことに注力していれば付いてきます。それを遠回りだと感じるうちは現実を見れていないんだということです。

　依頼では上で述べたようなことの手伝いを希望があればするので、現実が見たいなという人は依頼してみてください。この様な他方に向けたものではあまり意味が無いこともまた現実です。個別に見ていかなければ本当のところはわからない。投げ銭式の記事を読むよりも依頼した方がお得という、これもまたボタン症候群の人からすれば急がば回れなのかもしれませんが、それが現実です。

　なぜ僕がエロいことに関することをあまり言わないのか？とかにはじまり、いろんなものの見方がわかるかもしれません。しかし、それは依頼者次第です僕が何かしてくれると思い込んでいる人はボタン症候群を楽しんでいる方が良いのかなとも思います。当たり前ですが自分がどうなりたいか次第なので、そうなった時に質問力も上がるのではないかなと思います。