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ドイツ・ベルリンのクラブ/音楽と精神性(ベルグハインで遊ぶ人々)

世界一入場が難しいクラブとして有名で、入った事がない人の為の『入り方』のネット記事も沢山出てくるベルリンのクラブBerghain(ベルグハイン)

鋭い観察力で一瞬で客を見抜きそぐわない者は入れない強力なドアマン=バウンサーが門番としているのが一番の決め手です。イーロン・マスクも入場を試みましたが見事に払われています。

悔しかったんでしょうね

私も初めて行く時は、経験者にアレコレ聞いて、更に現地に住んでる友達に詳細をリサーチしたり色々わくわくしながら準備をしました。

ネットも参考にしました。
何度か遊びに行って言えるのはやっぱりネット情報は本質をついていない、のです。

『日曜の朝なら入りやすいから狙い目』
の情報はよく聞きますがこれは鵜呑みにしてはいけません。
入りたいだけならこの情報は正確です。
本当に土曜日ナイトと日曜早朝では並んでいる客の量が1/100くらい違います。

違うのはそれだけではないのです。一晩捌き続けたメインのバウンサーの Sven Marquardtがいないのです。(たまに朝もいる)

Sven Marquardtに許可貰うのが面白いんだよ



夜に遊びに来て朝まで元気に踊っているクラバーは8時間耐久マラソンをやっているようなド変態なので居続けるクラバーは高確率でゴリゴリのジャンキーです。8時間踊ってるダンサーは汗だくのどろどろです。健康な人だって一晩踊りつづけたら帰ります。アスリートだって3時間フルマラソンをしたらへとへとでしょう。それなのに元気いっぱい踊り続けられるのはお薬のチカラを借りているからに他なりません。
※ドラッグの持ち込みは禁止です、所持していると持ち物検査で没収されます

つまり、ほとんどの土曜日の夜の客は帰っていて、残ってる客はジャンキー、もしくは入りやすいと引け目を感じながら遊びに来た本気度の緩い客、日曜日の朝に踊るのが健康的なんだというヘルシーダンサー、djなどの関係者のいずれかになるはずです。
日曜朝に土曜日の夜の普段お目にかかることのないような研ぎ澄まされたお客様はいないのです。
例えるならば土曜日のメインのdjの時間帯の客を純米大吟醸とするなら日曜朝は雑穀酒くらい客層が違います。

酒の雫 さんのページより
https://sakenoshizuku.com/rice-polishing-ratio


パーティの真髄はdjでも箱でもなく間違いなくお客です。客がdjの誘導でエネルギーを高めて信じられないような奇跡の夜になるのです。
djはスピリチュアルガイド
客はスピリチュアルジャーニーの旅人
ダンスは瞑想
人間は周波数
同じ周波数は共鳴する

共鳴とはお互いの振動が作用する事
共鳴を引き起こすには周波数の近い2つが必要

これが理解できる人が遊ぶ場所だと感じます。
酒飲んでウェーイな若者が入れないのは周波数がそもそも違うので遊びの質が違い神聖な場が乱れるから入れないのです。

入る為に服は黒がいいとか、そんな表面的な事ではなく、その日に開催されているパーティのdjが本気で好きなら共鳴している=周波数が近い
入れる可能性は高いです。
(とはいえ、私も最初は一人で黒い服で行きました。目立ちに行くわけではないし、暗闇に溶け込む方が集中できるのと、落ち着く、好きなテイストが黒系の服が多い、が理由です。2回目はグレーで行って大丈夫でした。青でも)

ベルグハインに行ったよ、だけなら日曜朝にふらっといって「ここがベルグハインかぁ‥」もいいと思いますが、ピークタイムとアフタータイムではその見てる景色はまるで違う、別世界です。

パーティの夜、ここにバウンサー数人が立っている

かつてのクラバーに聞くと「あそこは観光客ばかりだから‥」「最近は行かない‥」
そのアドバイザーの周波数が変わっただけで鉄壁のバウンサーの目が光るうちは変わらない場所だと思います。
好きなdjの土曜日の夜に是非遊びに行ってみてください。人生で何回あるかの奇跡の旅になるはずです。

中は撮影禁止なので別のベニューの写真です
中のイメージはこんな感じ

ドイツの力強い音圧とバランスの取れた音の渦に全身を包まれて音の世界へ
無我の境地まで達する事ができたら精神と肉体を繋ぐ旅の成功です。

文字化はここまでにして

‥とにかく自分の波長を整える(tuning)のは純粋に楽しいです

※パーティ選びと自己の体調の失敗で素晴らしい箱に入れてもがっかりパーティになったこともある事を追記しておきます。二度と行かない!と〝その時は〟思いました。

あなたの旅が素晴らしいものとなりますように!

音と光と暗闇だけ

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