見出し画像

知らないと楽しめない

こんにちは。

私自身、無趣味と自覚しているのですが、よくよく考えてみると興味あることは意外と多いなと気が付きました。
仕事では建築に携わるため、もちろん興味はあります。
家では毎日料理をしており、youtubeを見てはプロのレシピを参考に献立を考える日々です。
毎日お酒も嗜む程度に呑んでいますが、ワイン・日本酒・ビールを中心に銘柄や酒蔵を調べながら楽しんでいます。
つい先日、井上尚弥選手のタイトルマッチがありワクワクしながら鑑賞しました。
仕事以外は全くの素人で誰かにウンチクを語るほど詳しいわけではありませんが、とにかく楽しめる能力はあるようなのです。

誰かと会話する際には盛り上がる話題というのは時々あるわけですが、違う話題になると全く会話にならないなと感じることありますよね。
若い頃は同じような環境で育った周りの人たちと会話するので、なんとなく会話出来てたのですが、歳を重ねるほど人によって話題にムラが出てくると最近特に実感しています。
私の場合テレビを見ないので、芸能とかはさっぱりわからず、あの芸人さん面白いよねと言われても興醒めする返答しか出てこないわけです。
他の話題でも同様で、興味がなく知らないと会話にならないし、そもそも楽しくないです。
当たり前のことではありますが、楽しむためにはそれなりの知識が必要だと思います。

プロでもないくせに料理の話をしますが、料理は科学だと言われることがあり、間違いなく正しいと思います。
余分な水分を出すために先に塩をしておこうか(浸透圧)、この料理では表面をどの程度こげめをつけようか(メイラード反応)、お肉を柔らかく仕上げたいから低音でゆっくり火入れするか(タンパク質の凝固)、などなど。
仕上がりのイメージに向けて必要な工程をこなしていく感覚で作っています。
そのために、材料の大きさ・食感・状態を変化させるのが料理だと思うんです。
こう料理を作っていると、外食する際にはつい丹念に味わってしまうようになり、なるほどこう仕上げますかと1人納得しながら楽しめるようになりました。

これは一例ですが、どんなものでも同じことが言えるのだと思います。
ある程度の基礎知識があると単純な結果だけを見て一喜一憂するのではなく、ストーリーが見えてくるような気がします。
ストーリーが見えてくると、人の営みや自分の判断基準が明確になる感覚がわかります。
こうすると結果がこうなるのか、自分はこっちの方が好きだな。
自分ならこうしたのに、違うやり方でこんな良い結果が生まれるのか。と
仕事でもやはりよく知っている人と話すと楽しいですもんね。

逆に知らないがために楽しめていない人を楽しませるには、教えてあげるのが良いのだなと最近思うようになりました。
そんな簡単に興味を持ってもらえるとも思えませんが、ちょっとしたきっかけになればと思いながら、noteやってます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?