見出し画像

エルビット本社で抗議キャンプ開始

原文:https://freedomnews.org.uk/2024/03/22/protest-camp-begins-at-elbit-hq/
原文掲載日:2024年3月22日

パレスチナ゠アクションがブリストルのエルビット本社に抗議キャンプを設置している。この行動は、兵器製造の継続的拡散とガザでの大量虐殺への英国の加担に反対する様々な行動に続くものである。

水曜日(3/20)、パレスチナ゠アクションは、アズテックウエスト600にあるエルビットのブリストル本社の前にキャンプを設営した。抵抗の拠点を築いた活動家達は、見晴らし台・横断幕・パレスチナ国旗・巨木を掲げ、イスラエルの兵器メーカーを監視している。

このキャンプは、サマセット議会が所有する敷地、アズテックウエスト600からエルビット社を叩き出すための一連の行動で最新のものである。2020年7月のパレスチナ゠アクション立ち上げ以来、活動家は兵器メーカーの内部を破壊し、屋上を占拠(拙訳はこちら)し、入り口を封鎖し、施設を解体してきた。

同時に、サマセット住民は、サマセット議会に対し、不動産を売却する前にエルビット社への賃貸借を打ち切るよう複数の行動を行っている。議会に対する財政的プレッシャーがこの売却の動機である。住民達は、自分達の声を届け、虐殺への自分達の郡の加担を拒否するために、繰り返し議会を妨害した

エルビット社の立ち退き要求を議員が却下すると、活動家はサマセット郡庁舎を赤いペンキで覆い、「エルビット、出ていけ」「エルビット社を立ち退かせろ」「人殺し」といったメッセージをスプレーペイントした。

新たに設営されたキャンプは、議会にさらなる圧力を掛け、エルビット社を先に立ち退かせずに売却する可能性を低めてくれるだろう

エルビット゠システムズ社はイスラエル最大の兵器メーカーで、その英国部門はアズテックウエスト600に本部を置き、エルビット゠システムズUKとエルビット゠システムズ社(本社はイスラエルのハイファ)の両社が賃貸借契約の名義に名を連ねている。同社は、イスラエルの軍用ドローン部隊と陸上装備品の85%、銃弾・爆弾・軍需品などの兵器を提供しており、ガザで進行中の大量虐殺の大黒柱である。

ガザを新兵器の実験場にすることで、エルビット社は「実践テスト済み製品」「戦闘実証済み製品」として自社製品を市場に出し、世界の軍隊に売れるようになる。エルビット社製兵器の輸出と購入双方が、パレスチナの不法占拠とパレスチナ民衆の服従を維持しているのだ。

パレスチナ゠アクションは、エルビット社がアズテックウエスト600から、そして、最終的には英国から撤退するまで行動を続けると誓う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?