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高校の統一って?

先日新聞を読んでいたらこのような記事が目に入った


「地域連携特励校の導入」


どういう意味だと思い辞書を片手に読み進めた。

すると

地域の教育機能の維持向上の観点や高校が地域で果たしている役割等を踏まえ、第1学年1学級の高校のうち、地理的状況等から再編が困難であり、かつ地元からの進学率が高い高校は、地域提携特例校に位置付け、地域連携協力校等との連携した教育活動

と書いてある。

更にざっくり言うと

入学者が少なく、地理的にも変化が見込めず他の高校へと進学してしまう高校は他の高校からの支援を基に自身の学校を支える

みたいな感じです。


それは今の御時世は特に、子供の少なさに拍車がかかっているし都市部に限らず地方はより入学者の少なさが目立つ。

お恥ずかしながら私も田舎の民だったので、その波は確かに感じていた。


(では今回どこの地域の高校が対象なのだろうか)と読み進めてみる。


「いや、自分の高校も対象になっている!?」

どうやら、別の町の高校が地域連携協力校として協力するとのことだ。

「なるほど。」

そこでもう少し深掘りするために高校の広報誌を見てみると今年度の我が高校は一クラスの22人の入学者であったとのこと。今回はあくまでも私の高校を話題にしたが、他にも対象となる地域を見てみると人口数が多い地域でも対象校や合同校となっているなど早急な対策が行われていく動きが見られた。既に導入されている高校も見てみたが20校以上の地域で既に導入されていた。


では地域連携特例校となることで授業の形態やメリットはどういったものがあるのだろうか?

これについても調べてみた。


まず直接出向いて授業を行う出前授業もしくは遠隔による遠隔授業の2つに分けられる。


メリットとして・・・・

①専門性の高い授業
地域連携特例校に配置されていない教員(*家庭や情報、芸術)がいない場合でも出張授業の実施により専門性の高い授業が受けられる


②少人数指導の授業

数学や英語などでは、出張授業の実施により、地域連携特例校の教職員と連携した少人数指導や習熟度別指導のきめ細やかな授業の展開


③選択科目の開設

地理・歴史や公民、科学などは出張授業の実施により、選択科目の開設が可能になるため、教育課程が充実するため生徒に対して幅広く勉学に勤しむことが可能



このように授業形態やメリットを学んできたが、このような取組がされる反面、地域連携協力校の先生方は自身の学校の授業と他校の授業も行うことになるため、そういった負担をどう解消するのかが個人的には不安に思ってしまった。

近年、教職員の減少や教育体制の変化など先生方の負担も重くなっています。



そういった部分も鑑みて、学生には不自由がないような学校生活を送ってほしいという思いともう少し教職員の方を労ってほしいと思うばかりです。


PS:学生時代に戻りたいかと聞かれたら私はそんなに戻らなくてもいい派です。



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