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生きるための仕事

長期的な企画は特にいつかは飽きがくる。思考に伴った人格設定はいつか崩壊するのではないだろうか?その時から自身への問いかけが「これは何のため?」

“Sometimes your EGO destroys yourself”
— Baku Osawa

5年ほど前から考えて整理できていなかったフレーズ「生き残るための仕事か、生きるための仕事か」。媒体制作管理をしながらディレクションをしてファイナンシャル的な事も全てこなしているのは、本当に自分のやりたいことなのだろうかっていう疑問から派生しました。推測として多分ですが、この質問に至り考え始める年齢ではないほど遅いと思うんです。それは時空を死に物狂いで駆け巡っていた過去15年、気付く余裕すら無かったからだと思います。

The phrase "work to survive or work to live" was thought about 6 years ago and was not organized. It was derived from the question of whether it is really what you want to do by directing and making all the financial stuff while managing media production. As a guess, I think it is too late to start thinking about this question. I think that's because in the past 16 years of running through time and space, I could not even afford to notice.


- 設定の妙 -

起業時点で緩めに考えていた会社としての見え方。19年前はその曖昧な感覚でもなんとなく前に進めた時代であったと思います。

口伝えで沢山のお仕事を頂き、未開発未経験のジャンルにも参入することができる貴重な経験を頂き、生き物である会社として有益に成長する事ができました。

それは、積み重なるプロジェクトをこなしてもこなしても降って落ちてくるように、外国製品のようなグラフィックの強さや自身のキャラクターで何とか持ちこたえていたのです。

自身を何かに設定することで、生き方が楽になり、特定の時空や時間だけ演じることができる、という本能的なキャラ設定が勝因であったと思います。

起業の際は「設定」をしっかりとしておくことで、様々な苦労を回避することができますし、苦労を苦労とも思わない積極的・能動的な意識を自然に創り上げることができます。

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本来引き受けたくない制作物でも、愛情を注ぐことで主軸にある要素を把握して立体的に理解することができたり、仕事人としての設定はとても大切ですね。

写真はキラ(希来・長女)が自宅前で暑いので水を蒔いているワンシーンです。熱いアスファルトに水まきをしながら歌っています。

子供って、何らかのキャラクターになりきる最高の演者だと思います。ドレスを着たらエルサになったり、ベルトをしたらレンジャーになったり、そのキャラクターに成りきる感性が素晴らしいと思うんです。

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現実には様々な局面があるとしても、一度その設定と決めたら突き進む感覚は大人になっても継続したいものですね。

ですが、フと考えたときがあります。長期的な企画であってもいつかは飽きがきます。思考に伴った人格設定はいつか崩壊するのではないだろうか?

そしてその時から自身への問いかけが「生き残るため?生きるため?そもそも何の設定?」


私が提供できる全てを道具として「人・環境」をサポートしています。 Twitter: https://twitter.com/bakuosawa