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夏の終わりから深い秋色になる15分

2018年11月北海道洞爺湖湖畔の紅葉写真をPhotoshopでレタッチとぼかしで色づけするキャプチャー映像。くすんだ紅葉が15分程度でほどよく秋色に変化します。

撮影で北海道南部を行き来している時に、洞爺湖湖畔の情景を撮影し一足早く秋色にしてみました。ファイナルタッチまでには至ってませんが、呼吸する自然が変色してゆく様を人工的に創り上げる事に楽しさと、多少の罪悪感に似た想いがあったのを記憶しています。

出来れば同じロケーションで2019年、2020年も撮影したかったのですが、出向く機会がなく断念。今年2021年の春はどうなるでしょうか?


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媒体制作で得意としている自然を組み込んだ情景作りと人物を絡めたストーリー性を重視したレタッチ。映画のポスターのような奥行きがある作り込みもできるのですが、クライアントニーズもあり浅めに納めることが多かった記憶があります。以下に数例ご紹介します。

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札幌グランドホテル ウエディング「OPERA」
重厚なイメージをクラシックなブライダル演出に投影させたWeb媒体。ティザーとして数年間掲載された作品です。

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札幌グランドホテル ウエディング「FIESTA」
日本の女性が最も好む柔らかいイメージのブライダルコーディネートにあわせたWeb媒体。

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苫小牧観光協会公式ウエブサイト
海の街苫小牧をイメージして、水・鳥を散りばめたWeb媒体です。

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札幌芸術文化財団 札幌芸術の森 サッポロシティジャズ公式ブログ
過去数十回と開催されている北海道のジャズシーンをリードする夏のイベント「サッポロシティジャズ」。そのイベントの公式ブログをWeb媒体として提供した時の作品。自然と空、異空間を意識した補正を心がけてます。

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札幌芸術文化財団 札幌芸術の森 サッポロシティジャズ公式
合計4年携わった当ジャズイベントのWeb媒体。大御所アーティストが多数参画することもあり、更新頻度や情報の機密性を考慮した構成としながら、現地のメインステージやドーム内の様子をデザインに反映させました。


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現在は当時のテクノロジーとは全く異なる優れた制作方法が存在していますよね。2000年前後FLASHの全盛期に生きていたわたしは、どうも一画面で複数構成をレイヤーで組む癖があるようで、縦に流れる情報中心よりもキメ絵で見せる一発の作り込みが好きなようです。

SNSに投下される情報量を好む層と、公式媒体への関心度には温度差があって、現代は特に多くのユーザーがSNSで情報を流通させています。公式には公式の良さがあり、情報源はこの公式にあるのですが、ユーザーの殆どは日頃使いなれているアプリからの情報に趣を感じるのではないでしょうか?

いずれにしても、情報の先取や加工もできる技術があれば、誰でも目に見えるもので遊べる時代です。悪用はイケませんが、数歩先の感覚と愉しく付き合いたいものです。


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