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その厳しい環境、本当に成長に繋がっていますか?🔥〜成長と摩擦の違い〜

今回は炎上プロジェクトに対する考え方の話です!

成長と摩耗の見分け方:自分に合った環境をどう見極めるか


「厳しい環境に身を置くことで成長できる」という話をよく耳にしますよね。

でも、実際にはその厳しさが本当に成長につながるものなのか、それともただ摩耗していくだけなのかを見極めるのって、なかなか難しいことだと思います。

もしその違いがわからないまま、過度なストレスや負担に耐え続けてしまうと、結果的には消耗するだけで、成長とはほど遠い状況に陥ってしまいます。
私自身は、プロジェクト参画してすぐ22時まで退勤させてもらえない&休日残業という炎上プロジェクトに参加したことがあります😭
休息する暇がないため体力が消耗して、そのプロジェクトには自分から抜けることになりました。。

その炎上プロジェクトは、成長に繋がる負荷なのか?それともただ健康を奪っているだけか?

エンジニアとして新しいプロジェクトにアサインされたときのことを考えてみましょう。

もしそのプロジェクトが、自分のスキルを少し上回る難易度で、調べながら、教わりながら進めていくようなものであれば、当然ながら長時間労働になるかもしれません。

しかし、この状況では自分の能力を高めるための学びや挑戦が伴い、最終的には達成感を得ることができるはずです。これが「成長に繋がる負荷」ってやつです。

一方で、同じ長時間労働でも、業務量が単に多いだけで、しかもそれがすでに自分のスキルの範囲内でこなせる作業ばかりだったとしたらどうでしょうか?そこには新しい学びも挑戦もなく、ただ業務をこなすだけの作業に追われる毎日…。
これじゃあ、成長どころか、心身ともに疲弊していくリスクが高まるだけですよね。

じゃあ、「成長に繋がる負荷」と「摩耗してしまうだけの負荷」をどうやって見分ければいいのか?これについては、いくつかポイントがあるんです。

「成長に繋がる負荷」と「摩耗してしまうだけの負荷」の見分け方

まず「挑戦と学びの存在」です。成長に繋がる環境では、常に少し上のスキルや知識が要求されます。
そして、それを達成するためには、新たに学ぶことが必要になります。

しかし、ただの業務量の多さに対処するだけだと、新しい学びや挑戦はほとんどないので、成長に繋がることは少ないです。

次に「フィードバックの質」も大事です。成長を促す環境では、上司や同僚からの建設的なフィードバックがしっかりと得られるんですよね。

このフィードバックがあると、自分の改善点や成長の方向性がはっきりしてきて、モチベーションを保ちやすくなります。
でも、フィードバックが少ないと、単に作業をこなすだけになって、自分がどう成長しているのかが見えなくなってしまうこともあります。

「モチベーションの変化」も見極めのポイントです。
成長を実感できる環境では、困難な課題に直面しても、それを乗り越えたときの達成感や自己効力感が得られるので、モチベーションが高まるんです。
逆に、摩耗しているだけの場合は、徐々にモチベーションが低下し、やる気が削がれていく感覚が強くなっていきます。

さらに、「健康とバランス」も重要な指標です。成長に繋がる負荷でも、疲れを感じることはありますが、適切に休息を取れば回復し、次の挑戦に備えられます。
しかし、ただの摩耗では、休んでも疲れが取れず、健康状態や仕事とプライベートのバランスが悪化してしまいます。

特にミドルクラスのポジションに就くと、チームをまとめる立場になったり、技術者としてのスキルの範囲内での作業に加えて、新たに教育や管理、責任範囲が増えることがあります。
これもまた成長の機会となり得ますが、その際に重要なのは「余裕を持って新しいことに従事できるかどうか」「それが継続可能なものであるかどうか」を見極めることです。

結局のところ、成長を促す環境かどうかを判断するには、自分自身の限界や特性をしっかりと理解することが不可欠です。しかし、多くの人は自分のアウトライン(限界や得意・不得意)を把握していないため、成長のない環境に長く留まってしまい、ただ摩耗してしまうことが少なくありません。

自分に合った環境で働くことで、成長に繋がる可能性が高い

だからこそ、できるだけ労働条件の良い場所に移る努力をすることが大切です。自分に合った環境で働くことで、無理なく、そして持続的に成長していくことができます。もちろん、厳しい環境が必ずしも成長に繋がるわけではありませんし、それが適応できる人にとってはプラスになるかもしれませんが、全ての人がそうであるとは限りません。むしろ、厳しい環境では適応できる人のみが生き残り、成長できる選別的なものになることが多いです。そういった環境が自分にとって本当に適しているのかを見極めることが、長期的なキャリアの成功に繋がります。

今の環境が成長に繋がるものか、それともただ摩耗していくだけかをしっかりと見極め、自分に最適な環境を選ぶこと。これが、仕事をする上での重要なポイントだと感じます。

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