2024/10/19 ミッドサマーを見たよ
さきに言えば、今日はウーバーをやるだけの日だったから書くことはほとんどない。どうしようかな。
ひとまず昼からウーバーを走った。長距離の注文をこなすことでたくさんお金を頂戴する。16時ころに一度、東洋館へ行く。昨日、スラックスを忘れてしまったから取りに向かう。
ささっと回収して家に帰る。いつのまにかプロ野球が始まる18時になった。ジャイアンツが頑張っているのを見ていたら時間が経ってしまった。
試合経過はラジオで聞けばいいからということで勇気を出してウーバーをやり始めた。夜も長距離を頑張っていたら、だんだん銀座辺りに行ってしまった。銀座のお金持ちのごはんをカバンに積んで走り回る。
21時すぎに家に帰った。そんな感じだ。今週のウーバーはこれにて完了。お疲れさまでした。
ここのところ夜中になると映画「ミッドサマー」を見ていた。2時間30分くらいあるので、忙しい現代人の私には一気に見ることはできなかった。
なぜ突然見たのかと言えば、来年の漫才協会カレンダーに話が至る。毎年、各会員のちょっとした情報、tipsと言ったほうが皆さんにはなじみ深いだろうか、を掲載している。来年分は会員の好きな映画とその理由というものが掲載されている。
私の好きな映画を「ウィッカーマン」をあげた。このウィッカーマンに影響を受けて作られたと言われているのが「ミッドサマー」で、ウィッカーマン好きの私は見ておかないといけないだろうと思っていたから見ることにした。
超簡単にあらすじをお伝えする。
男女の学生がなんやかんやあって北欧にある村へ行く。この村は土着の新興宗教を信じる村で、ちょっと見てみようやという心持ちだ。
行ってみたらどえらいもんで、外部の人間から見ればなにやっとんねんという文化を持っている。きっしょ~~~~。
という映画だ。確かに、ウィッカーマンに強い影響を受けているなというシーンがあって、なるほどなという感じ。
ただ、あらためてウィッカーマンの方が私は好みかなと思った。ミッドサマーは良くも悪くも「わかりやすい」。
村の信じられない宗教とそれに由来する文化・儀式について、順番にこれはこういうもんですという説明を丁寧にしてくれる物語の展開の仕方だ。ウィッカーマンを見たのもけっこう前までなので確かに憶えているわけではないが、もっとストーリーの中でこちらに理解させる感じだった気がする。あからさまな説明は、確かに幅広いお客様を取り込むには必要だろうが、私の好みではない。
儀式について、何度かグロテスクな表現があった。確かに視覚的に「怖い」「気持ちが悪い」と思わせる効果があって印象に残る。それも先に述べた通り、わかりやすさを追求した結果なのではないだろうか。
変わった宗教を紹介することに力が入っていると感じた。面白くないわけでもない。どちらが良いとか悪いとかではなく、私はウィッカーマンの怖い、気持ち悪いというよりも気味が悪い感じが好みだった。
なんだかいろいろ見ては文句を言っている感じが、私としても良くない気がするから、面白いと思ったシーンの話もする。
この村の慣習で、女性がセックスをするためには通過儀礼的なものがある。その儀礼を通過した一人の女の子が、村を見学に来た男の子を好きになる。女の子はぐいぐいとセックスをしたがる。村人達が協力して男の子とセックスをするように仕向ける。
意識がもうろうとする中、男の子はセックスをすることになる。協会のような建物に入ると、部屋の真ん中に草花が敷かれた上で股を広げて待っている。
その女の子の周りには老若関係なく、村の女性が全裸で取り囲んでいる。
男の子は女の子とセックスをする。女の子が興奮状態になり、喘ぎ声をあげたとたんに面白シーンがやってきた。
その喘ぎ声に合わせて、取り囲んでいた女性たちが声をあわせて「うぅわぁ!ほぉわぁ!」と叫ぶ。これがあまりにもシュールで面白かった。
当の男の子も「なんやこいつら」という顔をしながらも腰を動かす。あまりにも面白くて気色が悪いと言うよりもボケているんじゃないかと思った。
村を訪れた一行のうちの女の子はその男の子と良い感じだったが、このセックスを目撃してしまう。泣き叫びながら建物を飛び出して、小屋へ逃げ込んで泣きまくる。そこにセックスに参加していなかった村の女性たちが集まって一緒に「ぎゃあ」というか「うお」というかよくわからない音を発しながら泣く。
セックス部屋からは「ほわぁ!」泣きじゃくり部屋から「うお!」と村中に女性の声が響き渡る。
このシーンはとてもおもしろかった。このシーンだけでもまた見たいと思った。大爆笑シーンだ。
という感じで、良いところも悪いところもあるのが映画「ミッドサマー」だ。皆さんももしよろしければご覧いただければと思う。ただし2時間30分という長さがしんどい。体力があるときにでもぜひ。
今日面白いと思ったことは「2時間30分の映画を見て、うーんという感じだったから損した気分だ。これが若者のタイパ意識なんだろうな。でもつまんないものに時間を使ってしまったという経験が人間として成長させてくれるんだ。あざした。」
こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。