2023/11/18 才能があるよ

今日は10:30頃に起きた。
やれやれやれやれ。

よいしょこらしょ。やっとの思いで山を登る。よいしょこらしょ。山の上にはなにがあろうか。
今日は12:50から漫才大行進の出番をいただいている。じゃあ、だらだらと支度しようかとも思ったのだが、今日の漫才大行進でやるネタを何ともできていなかった。

今日やるネタは、先日の事務所ライブでやったものをダメ出しをもとに改善したものをやろうと思っていたのだが、とくに何もできていないままに今朝を迎えた。いらっしゃい。支度をしながら、できるだけ直せるところは短い時間で直して、12:20ころに東洋館に到着した。
昨晩のライブにお越しいただいた東洋館の偉い方がいらしたので、お礼を伝えたところ、そこそこに「急いで!」とおっしゃられた。

私としてはちょうど出番の30分前についているので問題はないはずだがと袖にむかった。袖につくと、ドルフィンソングの佐野くんが焦っていた。
1番目のお出番の大黒天さんがまだ来ておらず、まずい。それに加えて2番目のさくらだモンスターさんは東洋館へ向かう電車がトラブルでストップしてしまったらしい。
となれば、我々3番目の爆弾世紀末がトップでやるしかない。

先ほどまで、台本にテコ入れしていたので今日はいつにもまして出番前に練習をしたいなと思っていたが話は変わった。とにかく12:30から漫才をやらねばいけない。

12:25になり、大黒天の二人が大急ぎでやってきた。あららら。ややこしくなってきた。いったん、出番の直前すぎるということで我々が一番目に、その次に大黒天が、ということになった。

やれやれと漫才をやって、袖に戻ると東京二師匠がアドバイスをくださった。ありがたい。いろいろとお言葉をいただいたが、「きみたちの漫才には夢がある」というのは嬉しかった。そうだ夢があるんだ。
着替えて袖に戻り、佐野くんに聞いた。大黒天さんは寝坊でもされましたか?と。すると「いや、普通に12:25にきました」とのこと。どゆこと?
佐野くん曰く、大黒天さんは出番の時間に舞台に上がることができれば、とい感じらしい。うーん。何とも言えない!悪くないっちゃ悪くない!悪いっちゃ悪い!
佐野くんからは以前、指摘したらしいがまあとのこと。そうだったかあ。以前、私が当番の日に東洋館に着くとすでに楽屋の準備も終わっていて屋上に行くと大黒天さんがネタ合わせをしていた。当番でもないのにやってくれていたのだ。すごい!正直いろいろと物議を醸す存在だが、大人になってきたのかなあと思っていたが、こまごまとあるな。

でも、私としてはやっぱり大黒天のお二人は応援したい。東京二師匠がおっしゃったとおり、若い人の漫才には夢があるんだ。大黒天にも夢がある。

はてさてと帰宅の支度をするとちょうどきんぶらさんがうろついていたので、いろいろと喋った。
どうやらきゅーぴぃゆうきさんが落ち込む時期があったらしい。本人としては自分にはお笑いの才能がないんじゃないか、やめたほうがいいんじゃないかと落ち込んでいたらしい。
そんなこというんじゃあないよ。私が思うにきんぶらさんには才能がある。舞台で思うように物事を運ぶ、笑いを取る、これについては私は評価できる立場にない。しかし、きゅーぴぃさんが辛い時に周りに仲間がいる。仲間に囲まれることができる才能があるんなら、それだけで十分お笑いの才能があるってことでいいんじゃないかなと思う。お笑いは生き方である。

人生は十人十色で正解も不正解もない、と言われている。辛い時に励ましてくれる人がいて、悲しい時に一緒に悲しんでくれる人がいる。そういう生き方は少なくとも不正解ではないんじゃないかなあ。そう思う。

お笑いと言う生き方において、きゅーぴぃさんは正解の道を歩いていると思っている。生意気だが。

なんていう気持ちを伝えた。きゅーぴぃさんは泣きそうになっていた。
みんなで励ましあいましょう。
よく売れた芸人さんが(優位に立ちたい売れてない芸人さんも)、こういった状況を「底辺の傷の舐めあい」なんて言う。あれが私はめちゃくちゃ嫌いだ。下の人間同士が結束しなくなったとき、いよいよ民主主義の崩壊である。生成AIが民主主義の根幹を揺るがすなんていう人もいたが、そんなことよりこの発想のほうがよほど危険である。

底辺同士がつながるのが悪いことであれば、日本の政治も選挙なんか必要なくて、お金持ちの人がお金持ちの人のための政治をすればいいじゃないか、となる。そうならないためにどんなに貧乏だろうと、成人以上であれば、性別、門地、健康状態を問わず選挙の投票権が与えられているのだ。下の人間なら下の人間で結束して上と戦わなければいけない。そう思う。

いくら上を見ても上はいくらでもいる。自分よりも生活水準の低い人はいくらでもいる。自分が誰よりも偉いんだ、誰よりもかわいそうなんだ、これらはどこまで行っても心から出ることはない言葉、考え方である。

あ!なにか見えないものと戦い始めた!
ちょっとグミ食べよ!この新発売のグミはちょうどこういう存在しないものが見え始めたときに食べるといいんだ!


帰宅して、カレーを食べて、連絡しなければいけないところがたくさんあったのでたくさん連絡した。連絡が仕事じゃないかと言うくらい連絡した。
その後、疲れていたので昼寝をして17時過ぎからウーバーをやった。残り2日で25件をやらなければいけない。よーし今日は15くらいはやっておこう。と思って家を出たが人生はうまくいくことばかりではない。
9件やって20時くらいになるとぴったと注文が来なくなってしまった。帰宅した。
あと16件、明日できるかな。明日は忙しいぞ~。ああ、つらいつらい。

今日面白いと思ったことは「毎日明日のことで悩んでいるな。今日、今日のことを悩める日は来るのか。がんばれー。」

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。