2023/5/28 大丈夫。ファミ通の日記だよ。

今日は11時くらいに起きた。
起きて日記を書いた。熱がこもった良い文章だと思った。

体がだるいなあ、なんでだろうなあと考えれば、本来昨日はしっかりと休む予定だったのだ。にもかかわらず、電車に乗り、乗換もして代々木公園に行ってしまった。
いあいあ、あなたね、それは世間では休んだうちに入るのですよ。といった世論が聞こえる。私は認めていない。
休日とは家にいることだと私はとらえている。やっていいことはコンビニかスーパーに行くこと、チャレンジングな気分の時はホームセンターで何かを買ってDIYをする。これくらいまでが休日である。フェスティバルは仕事だ。

しかし私の一方的な意見だけを押し付けるのは良くない。
近年のメディアにおいて、「議論」が何か勝負事のようになってしまっていると思う。違う意見を持つ人同士が話し合い、意見を出し合い、前進していくことこそが本来の議論である。ディベート形式はあくまでも一つの方法であり、ディベート=議論ではないと私は考える。
大の大人が「論破した」「言い負かした」と言って悦に入るというのはとても恥ずかしいことだと思ったほうがいい。恥ずかしいことを堂々とできる人だからメディアに出ているのである。
お笑い芸人も同様で、人前で裸になる、卑猥なことも言える、身の上話ができるといった普通の大人なら恥ずかしいことが堂々とできるからテレビに出ているんだと気付かなければいけない。

話が脱線していた。フェスティバルは休日であるという意見が聞こえてきた。それは確かにそうかもしれない。日常生活は「ケ」であり、祭りは「ハレ」である。日常・平日の反対にあるのが休日と言える。休日が「ハレ」と言い換えることもできるだろう。
一方で、休日が週に何日と決まっていればその休日も日常となるので休日と言えど「ケ」となることは十分にあり得る。この意見を鑑みても、私は週休何日と決まっているわけではないので私の休日は「ハレ」と言えよう。

つまりは、祭り=ハレ=私の休日と言える。
ここで私は私自身に流行り言葉でいうところの論破をされてしまったように思えるだろう。
しかし、代々木公園は喫煙所が一か所しかなく、イベント広場から喫煙所まで約1㎞ある。タバコを吸いたければこの距離を歩かなければいけない。そして私はお金がないので、会場の1杯500円のビールをがぶがぶ飲むことはできないためにさらに1㎞近く離れたスーパーマーケットに大量のお酒を買い出しに行っていた。
これが本当に休日にやることだろうか。休日であれば、タバコなんて好きな時にバカスカ吸って、500円のビールをグビグビと飲むものではないか。つまりこのフェスティバルは日常の延長であり、「ケ」であり休日ではないのである。

何言ってんだ。

ここまで長々とわけのわからないことを言った。なぜこんなことをするのか。28日の日記に書くようなことがあまり思い浮かんでいないからだ。
時間稼ぎをした。サッカーで例えれば自陣でずっとパス回しをしているような形だ。サッカーの場合、優勢な状況で時間経過を待つためにパス回しは使われるから、この例えは失敗である。

今日は遅く起きて、14時ころからウーバーをやって19時ころに帰ってきた。
そこから近所の行きつけの居酒屋である「もりもり」に行った。この「もりもり」は本当にいい居酒屋である。本当なら誰にも教えたくないのだが、仕方がない。この日記をここまで読むことができた人は信用できる。教えてもいいだろう。

この居酒屋は串焼き、揚げ物、魚介、中華となんでもそろう。お酒の値段もとても安い。なんでもそろうお店で酒も安いってことはどれも中途半端なんでしょうと思う諸氏は多いことだろう。このもりもりは長く地域で愛される居酒屋だ。飲食業界大戦争時代に長く生き残っているには訳がある。とにかくご飯がちゃんとおいしいのである。

私のお勧めは魚介である。魚介はちゃんとしたところで仕入れていることが伝わってくる。行くたびに手書きのメニューで「本日のおすすめ」というところが変わっている。その日に入った良いものを安く提供しているのだ。
今日は「マグロ中落」(380円)がおすすめされていた。380円でマグロということは大したことはないだろうと思って試しで注文したが、大きく裏切られた。
骨付きのマグロの身がドンと皿に盛られている。それをスプーンでこそいで食べる。テレビでネギトロ丼を作る映像で見るやつだ。あれを目の前で、自分の手でやって食べられる。
かなりの量で、スーパーで売っている柵一本分くらいの身がついていた。これは美味い。量多い。安い。最高である。

これに気分のあがった私は思わずカツ丼を注文してしまった。味噌汁とお新香つきが嬉しい。かつ丼が到着した。カツにしっかりタレがしみ込んでいる系の昔ながらのかつ丼。しかし肉から うまみ汁が逃げておらずジューシーだ。あたりの卵も半熟でそこにいる。うまい。そして米が多い。1合くらいは入っている。
これがもし夢だったら、眠っている私は寝言で「もう食べられないよ~むにゃむにゃ」と言っているはずだ。

あと一品、ここに来たらかならず注文する最高の品があるのだが、それについてはあなた自身が店に行き、その目で、その目利きで見つけ出してほしい!
昔のファミコン通信の最速ゲーム攻略本みたいな終わり方をしてしまおうと思う。

「もりもり」おすすめです。

今日面白いと思ったことは「日々何かはあるもんだ」


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。