2023/9/20 配膳マシーンにお願い

起きたのは11時頃だった気がする。日記を書いた後、わりと早急に支度して家を出発した。今日もネタ見せとライブのためにネタを書く。えらいねえ。

昨日は西日暮里のガストに向かった。今日はまた別のガストに向かった。さすが東京である。そこかしこにガストがある。
店内に入ると、好きな席にご自由にどうぞとのことだった。平日とは言え、まだランチ時だ。まばらに人がいる。空いている席を物色しながら店内をうろつく。私はネタを書くときはノートパソコンに書いている。コンセントがある席をなるべく使いたい。
西日暮里のガストは私の見る限りは全席コンセントがあるのだが、今日のお店は無い席が多いようだった。多いというよりかは、コンセントが使える席が限られており、そこにはすでにお客さんがついているようだった。

しかたなく、席のコンセントにビニールテープがぐるぐるにまかれて使えなくなっているところに座った。ガストの本来業務は飲食物の提供であるから、コンセントが使えないことをとがめることはできない。しかし人間の気持ちとして、コンセントが使えるはずだと思っていったが使えない。まして目の前にあるのにテープで使用禁止となっているのは気持ちがよくないというのは同意していただけないだろうか。
ちなみにこちらのお店には、以前やっていたアルバイトで一緒だったおじさまが所属しており、今日もいらしていた。コンセントの件をお伝えしたところ、「電力価格高騰により、半年ほど前からコンセントはつぶされた」とのことだった。価格高騰は思わぬところにも影響が及ぶのだなと学びが一つ生まれた。

席に着いて、料理を注文する。私はパソコンを開いて料理の到着を待つ。最近の飲食店に明るい方であれば、配膳ロボットの存在を知っている方も多いだろうか。
スターウォーズのR2-D2のような円筒状の形で、体の部分が棚になっている。棚の部分に料理が載せられ、店内を走り回っている。あのマシーンについては世間で賛否が分かれている。人手不足によりこういったマシーンの存在することは賛成、というのが多くの意見であろう。私もまた賛成である。
しかし、気になる部分もある。
昨日の西日暮里ガストでは、どうやら配膳先の指示を間違えてしまったのか、誰もいない席に到着して動かなくなってしまっていた。注文したであろうおじさま までは少し距離がある状態でマシーンは「料理をおとりください」「お早めにおとりください」「料理をとったら完了ボタンをおしてください」と独り言をぶつぶつ つぶやいていた。
ここで、配送先を間違えてしまったことについて私が店員さんをとがめたいとは思っていない。人間であるから、とっさのミスは避けられない。せっかくこんなに高性能なロボットであれば、一定時間料理が取られなければ、キッチンに戻っていくシステムは搭載したほうがいい。なぜ待機し続けるのだろうか。ここは今後の課題である。

今日の私にも配膳ロボットの課題が突撃してきた。今日、私が着いた席は、イメージで言えばファッションショーのランウェイのようになっている席だ。上空から見て真ん中に通路があり、その通路の左右にテーブルが並んでいるという形式である。
私の席の近くに配膳ロボットが停まった。しかし、通路を挟んで向こう側の老夫婦へのお届けにも見える場所でもある。私は少し様子を見て、どうやら私のものっぽいなと思い、席を立ち回収にむかった。私が席を立ったところで、老夫婦のお父さんも立ち上がった。私が料理の皿を手に取ったところ、お父さんが「それはそちらのですか?」と聞いてきたので、私も自信がないものだから「あ、そちらのでしたか?」と手に取った皿をお父さんの席に配膳した。
お父さんは「いや、わからん」 わからんのかい!
お母さんは「40番とかかれてるわね」と言った。なるほど、卓番を見ればいいのだな。老夫婦の席を見ると、番号は振られていない。私の席には40番と書かれていた。うちのであった。「こちらのやつみたいですね」と私は言った。お父さんは自身も間違えてしまったことに少し恥ずかしかったのか、「たしかにライスが大盛だからね。うちのじゃないな。はは。」とおっしゃった。ちょっといらついた。

私は自分の料理を人の机に配膳したうえで、おめえはライス大盛野郎だとも指摘されてしまった。いいことねえな!と思った。

あの配膳ロボットは円筒状のボディのどの角度からも料理を取ることができる便利なデザインだ。しかし、それゆえに通路が狭い店舗では、誰向けの料理なのかがわからないというデメリットもあることが分かった。

なんだか文句ばかり言っているようにも見えるが、私は配膳ロボットには賛成であるという前提で話していることは忘れないでいただきたい。
というのも、こちらの店舗は何度か行っているのだが、ホールのお姉さんでプレッシャーの強い方がいるので、マシーンの方が気が楽なのである。

こういうことを言いたいがために、今日はどこの店舗に行ったかは伏せていた。どうだい!これが大人である。

ある程度、ネタを書いたところで帰宅する。今日はウーバーをやろうと思ったのだが、もう少し書いてやろうと今日はネタ作りを頑張ることにした。その後、少しの睡眠を挟みながら朝6時ころまで起きていた。

昨日の日記にも書いたが、今回は日記に近い感覚でネタを書いてみている。これがおもしろいのかは私はわからない。私の中ではダメ出しで、これをいわれるだろうな~というのは想定できている。
大人になると、負けるとわかっていてもぶつかりに行かないといけないことは多々ある。

今日面白いと思ったことは「配膳マシーンひとつ取ってもこれだけ喋れるんだから、なかなかこれは才能ではないか」


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。