2024/04/13 マムアンちゃんファッション

ありがたいことにネタ作りで、ありとあらゆる過去の記憶を引っ張り出すことばかり繰り返している。そのため、現在の私は特に何もしていないので、ちょっとした私の中でひっかかっている思い出を話そうかなと思ったりする。

私は衣服に興味がないとしか言いようがないという話をする。いわゆるファッションの話である。ファッション。
まず、現在の私が着ている服について簡単に伝える。とにかく安くそろえている。先に断っておけば、良い値段の服は生地もしっかりしているし、トップデザイナーがデザインしているだろうから満足感も高いだろう。そういったものに価値を見出し、値段の張る服を着ている人を馬鹿にしているということではない。
私は現在、興味が無さ過ぎて、服の形をしている布であれば何でもいいやと言う境地に達した。なんなら、インド聖人のようなおくるみでも許される社会ならおくるみでうろついてもいいと思っている。私がとにかく安くて丈夫なものを探した結果、ワークマンに行きついた。機能性と値段を考えれば、今の日本で一番いいブランドである。ブランドだ!ブランドものだ!
私のファッション変遷をたどれば、生まれてから高校を卒業するまで、基本的に母親が買ってきた服しか着ていない。何度かせがんで買ってもらった服もあるが、チャンピオンの金色と黒色のセットアップジャージくらいのものだ。ちょっとヤンチャな印象がかっこいいと思っていた。買ってもらってすこし時間が経ったくらいで、リンカーンというバラエティ番組で、体を動かす企画の時に芸人さんたちがこれを着ていた。ヤンチャなカッコよさを気に入っていたが、テレビのかっこいい芸人さんたちが着ている点も含めてさらに好きになった。いまだに捨てずに家にあるが、年を取ると金色はちょっと恥ずかしくて着られない。

ジャージの思い出も思い起こされた。私はジャージ大好き人間だった。私服登校の小学校であったが、6年間毎日ジャージのズボンだった。上は半そでの白色ポロシャツが基本。冬になれば、その上に化繊のジャンパー(これ今の人は言わないらしい)を着ていた。毎日、サッカーに野球に無意味にフェンスに張り付いたり飛び降りたりの日々だったのでむしろジャージがぴったりだったのだ。

中・高生になれば制服を着て学校に行って、放課後・休日は野球をやっている。私服は必要が無い。塾に勉強に行くときはジャージをテキトーに着ていた。

大学生になるといよいよ大変だ。何を着ればいいんだ。仕方なく最初はジャージを毎日着ていた。どうやらジャージを毎日着るのは人として良くないらしい。ジーンズをはくようになった。ここから私の履くズボンはずっとジーンズだった。大学を出て、四国遍路をするときもジーンズで1600kmあまりを歩ききった。
では上は何を着ればいいのかわからない。幸い大学が沖縄だったので、Tシャツを着ればほぼ1年間ごまかせる。まずはご当地Tシャツ集めにはまった。旅行や何やで訪れたところのお土産屋さんで必ず買うようにした。その結果、沖縄のゴーヤーTシャツに始まり、高尾山天狗Tシャツ、青森ねぷたTシャツなどなどを着て過ごしていた。かっこいいかっこわるいは置いておいて、あのときの私が一番着るものにこだわりが強かった。

さすがに沖縄とはいえ、冬場は寒い。そんな中で見つけた最高の相棒がフリースである。これを着ておけば寒くないのはもちろんのこと、なんだか服にこだわらない無骨な感じが出ていてクールじゃないかと思っていた。
さきほどの四国遍路も結局はジーンズとフリースだけで乗り越えた。ここらあたりで私のファッションのすすむ道は決まった気がする。安くて機能性があればなんでもいいや。

なぜ服の話を突然、ながながとしたのか。
現在の東京は春まっさかり。しかしTシャツ一枚では寒い。ある日突然、昼間が暑くなる。であればシャツの上に1枚羽織ればいい。そんな中で、なんとなくハンガーにかけっぱなしのパーカーを羽織ろうと手に取ると、ああこのパーカーは大学生の時に買ったやつだ。ということは10年は着ていることになる。さすがに着すぎじゃないかと思ったから、私の服の思い出を書こうと思ったのだ。

このパーカーは確か大学1年の冬に買った。ちょっと肌寒いなあと、一枚羽織るものを買うことにしようと、イオンに原付バイクで向かった。チチカカというちょっと民族衣装っぽいグッズやアパレルを扱うテナントが入っていた。そこで、季節外れ気味の民族風パーカーが半額になっていた。元値が4000円のものが2000円で買える。デザインも可愛らしいし2着買えば当分持つだろうと購入した。
いろいろ思い出した。これを買うとき、チャージ式WAONで買おうと思ったら残高が足りず、その場でチャージしようと思ったがチチカカのレジでチャージができなかった。じゃあ現金でと店員さんに伝えたが、店員さんがあまりにも優しくて、チャージしに行くのを待ちますからと言ってひかなかった。
いや、現金でと言うのだが、ワオンポイントがもったいないですからと押し問答。半ば強引に現金で購入した。私の記憶力の凄さである。

この時買った2着の民族パーカーをこの春、また着始めている。これいつまで着るんだろう。ここまで来たら、棺桶に入るときもこれを着てやろうとも思っている。でも、だいぶボロボロになってきたんだよなあ。
ということで、とんでもなく色が薄くなっている柄物のパーカーを私が着ているところを見たら、それは10年物であるから喜んでもらえればと思う。

まだまだファッションの話はいろいろある。アクセサリーブームや革ジャンブーム、スカジャン、アメカジ、革靴、いろいろな道を通ってお金と時間を費やした。あのときの私が居るからこそ、いまの洗練された私がいると思っているので後悔はない。10年後の私は何を着ているのだろうか。楽しみである。また機会があればお話ししようと思う。

今では下着の白シャツの上にワークマンで買った偽物MA-1という無駄がなさすぎて気持ち悪い格好をしている。

よーしということで、そろそろ今日の日記。
12時頃に起きたと思う。起きてから日記を書いて、ラジオを聞いたりユーネクストで太田上田をずっと流したりしていた。20時にちょっとウーバーをやろうと家を出たが、一件も依頼が来なかったのでOKで買い物をした。
踊り場的なところにガチャポンがたくさん並んでいたので、へぇ~と思いながら見ていた。
「マムアンちゃん」というキャラクターのガチャガチャが目に入って、このキャラクターのデザインって見たことがあるな。なんだか可愛らしくてちょっとおしゃれな感じが良い。どこで見たんだろうな~。とやたらと自分の中でモヤがかかった。

帰宅して、食事をして、今に至る。現在4時過ぎ。さっき、Youtubeで音楽を聞いていたら、あ!と思い出した。マムアンちゃんは、くるりの「琥珀色の街、上海蟹の朝」のMVアニメに出ていたキャラクターだ。
昭和の漫画っぽいタッチで非常に可愛らしい。ガシャポンを見た時になんだかおしゃれと感じたのは、この曲がとんでもなくおしゃれだからだ。
なるほどなるほど。あのキャラクターはマムアンちゃんというんだな。気に入りました。なにかグッズを集めたくなってきた。マムアンちゃん情報をお持ちの方はぜひ私までご連絡ください。

今日面白いと思ったことは「ひこにゃんよりもマムアンちゃんかもしれない」

さ~ネタかこ~。


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。