2023/6/29 決戦の日に紅しょうがをひとつ

今日は10時に起きた。
昨日は早朝から草野球をしてそのまま新宿でライブにでて、いよいよ疲労困憊でたくさん眠ってしまった。

起きてみると体のそこ ここが筋肉痛になっていた。しかし、この筋肉痛と言うのも一つの学びが生まれる。ようするに筋肉痛になっていない箇所は野球ではあまり使わないということがわかる。能力を上げるためにはこの筋肉痛になっている部位を意識的に鍛えればいいのである。
特にひどく筋肉痛になっていたのはやはり肩回りから背筋にかけてだった。やはりボールを多く投げるから、ここは重要な筋肉なんだなと思った。また、背中のお尻近くの腰当たりの筋肉も効いていた野球の基本は腰の回転であるから、ここは使うのだな。学びが生まれた。
しかし、これらの筋肉はトレーニングで鍛えるのが難しい。いかんせんである。やはりウエイトトレーニングもしっかりやるべきだが、野球をしっかり取り組むことが野球に必要な筋肉をつけるには必要なことなのであろう。

そんなこんなで、朝から野球に必要な筋肉について考えた。今日は昨日に引き続き、1分ネタのバトルライブである。
まずはネタの準備をしよう。昨日は疲れすぎていて、とくにネタについて考えることもなく眠ってしまった。完全に0からのスタートである。

正直な話をすれば、ネタはたくさん手元にある。しかし、なるべく事務所ライブのために保管しておきたい。事務所ライブは新ネタライブをテーマとして開催されているので、別の場所で公にしてしまうと事務所ライブで使えなくなるのだ。そこで、こういったライブがあるとまた新ネタを作ることになる。
我々はドへたくそながら時事ネタ漫才師である。となると基本的にアリネタというものを持っていない。とにかく作り続けなければいけない。これは若手漫才師にとってはとてもつらいがとても勉強になることだと私は思っている。
たまに見かけるのが若手の中でも同じネタを何年もやり続けている組である。これは一つのネタを磨くことで良いネタをつくるために必要な視点や発想を学ぶことができるので一定の価値があるだろう。

しかし、たくさんのレベルアップしてきた漫才コンビを見てきて、どうやって実力をつけていったのかを聞くと、多くの場合は「とにかく、たくさんのネタを書いた。無茶苦茶でもいいから書き上げるという作業を頭がおかしくなるまでやった」という話をよく聞く。
やはり、数を打っていくことが若手には必要な過程の内の一つと言えるのだろう。なんだか、いろんな方面に配慮しているっぽい文章になった。
私は大忖度人間である。すべての人に気を使っている。

ということで、今日も今日用のネタを書こうと思って頑張った。しかし、ここのところ事務所ライブ用にとっている話題以外で、ちょうどいいニュースが見当たらなかった。
一歩立ち返って、大谷翔平をテーマに漫才を書くことにした。
我ながらいい一分ネタができたと思う。いや、よくないかもしれない。少なくとも自分が好きな話題とボケで1分が構成されていると思う。今日はこれで逆転ホームランを狙おうと意気込んだ。

ということで、今日も17:30からネタ合わせなので、16:30に家に出た。
駅まで歩くだけで大汗である。家を出る前にシャワーを浴びたが、それにより体温が上がっていることも悪く作用したようだ。
また、お昼ご飯に紅しょうがをたくさん食べたことで、しょうがのぽかぽか効果で体温も上がっている。
大汗をかきながら公園に着いた。今日の出演者たちもそれぞれ意気込んで自信のあるネタを持ち寄っているようだ。
上等じゃねえか、俺の大谷翔平漫才が貴様らを奈落に叩き落してやると私も闘志が燃え上がってきた。

なんとかネタ合わせを終えて、会場に入った。会場に入って体温を計測する。コロナ感染症対策により、体温計測が義務化されている。
さっそく計ったところ、37.8度。帰宅しなければいけなくなった。入場禁止である。

シャワーと紅ショウガと炎天下での熱血ネタ合わせによって常識を超えた体温がでたようだ。残念無念。我々は不戦敗となった。
帰りの電車はエアコンが効いていたおそらく体温は34.5度くらいになってそうな感覚だった。

ざんねん。また来年の1分ネタをお楽しみにしていただければと思う。
もし、我々を楽しみのうちの一つとしてきていただいている方がいれば、申し訳ありませんでした。個人的に返金の対応をしてもいいかもしれない。
いや、もし全員が嘘をついて私に返金を求められたら40人くらいに返金しなければいけないので、やっぱり受け付けません。
失礼いたしました。

今日面白いと思ったことは「やる気があればいいってもんじゃあないな」


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。