2024/02/01 早くも実践

今日は10時にはたと目が覚めた。昨晩は3時頃に寝たのでちょうど7時間でぱっぴっぷである。

起きてから家で今日の漫才を考えようと思っていたのだが、いかんせんこれは脳がのらないなと直感した。
素早く支度をして11時に東洋館についた。早い早い。当番の方よりも早く到着した。
ドルフィンソングの三木ふとし先輩がやってきた。彼はワイルディなルックスをしているがとても真面目な人間である。漢はこうでなくっちゃ。

高倉健さんのかっこよさ。健さんはあの侍のような鋭い眼光で睨んでいるように見えて、真面目で気遣いの人であるからかっこいいのである。
高倉健さんがあのルックスで遊び人だと魅力が半減すると思う。派手なというか目立つ見た目の人が粛々としているのがかっこいい。
かっこよくて遊び人はそのまま過ぎて驚きや、魅力がない。

三木くんはまさに高倉健である。武田鉄矢、桃井かおりを乗せてドライブをして欲しいものだ。

そんなことは置いといて、屋上に上がってぶつぶつとネタを考えていた。なーんかうまくいかないや。残念である。どうすりゃいいんだ。

12:30になり、袖におりて出番に備える。ドルフィンソングのお二人は新しいチャレンジをしてみたがうまくいかなかったと落ち込んでいたが気にすることはないと思った。どうせそのうちうまくいく。
私はこれまで悩める若者を何百人と見てきた。皆、悩みつつも羽ばたいていった。唯一羽ばたけていないのが私である。私が見たことがある人はみんな羽ばたけるのだ。自信を持っていただきたい。

続いて我々も出番をやる。なーんかうまくいかないもんである。

袖に戻る。やれやれである。ぐるっと挨拶を済ませてまたもすでに戻る。着替える。
私は東洋館をセカンドハウスとしているのでどこでも着替える。袖でも屋上でも着替える。私が着替えたい場所で着替える。文句がある人の文句は受け付けるが言うことを聞くかは知らない。

ということでAが来た。名前は絶対に書かないが、あの人である。
ああ、そういえば着替えたいところで着替えると言っても、A氏がいるときにそういったことはしない。それはただの挑発行為だ。私もわざわざトラブルを起こそうと思って生きているわけではない。

A氏が楽屋にいて、まだこっちには来ないだろうなとはかりつつ、千風さんと話しながら着替えた。A氏はまだ来てない。
よしよしと、脱いだ服をたたむ。そこにやつがやってきた。

A氏が怒ってきた。きた!!!!

即座にあの記憶が蘇る。先日のホメまつりにて、終演後に食事をしながら話したあれだ。
今回、私に注意してきたA氏の対処法論である。
A氏は自分より弱いやつに怒ることで快楽を得ていると意見が一致した。
A氏が怒りをあらわにするとこちらも怒りをあらわにするとA氏は恐れおののき引くというものだ。

早速実践した。

A「おいここで着替えたらだめだろ」
私「(心のなかで殺すぞと思いながら)すみません。」
A「なんのために楽屋があると思ってるんだ」
私「(殺すぞ)おっしゃるとおりです」

絶対に目を離さない。目を見ながら殺すぞと思いながら、口では謝る。このとき、千風さんは一瞬にして去っていたから、見事な身のこなしであると思った。一番悪いのは千風さんである。

ホメまつり後に話した通りだ。こちらがギアを一段階あげて、殺気を出しながら謝るとA氏をこの場から退場させることに成功した。
これを読んだ皆さんはどう思うだろうか。私の本心をまずは書いておこう。A氏には先輩として一定の尊敬をもって接している。しかし、行き過ぎていると思う部分には殺気をもって接している。
そして、私がところかまわず着替えることを良くないと思う方がいることも一定の理解をしている。不快だということだ。
不快と思っている人以外の前で私が着替えることでどのような問題が発生しているのかを明確にしてもらわなければいけない。しかしここで千風さんが本当は不快に思っていたというならば謝罪しなければいけない。一番悪いのは千風さんである。

いや芸能界は違うのだ、理由はなく言われたことは正しいと従うことが是であり、慣習と戦うことは非であるという考えは古いのではないか。その行き過ぎた慣習崇拝が昨今の芸能スキャンダルを生んだのではないか。

まあいいや。これは私とA氏の問題であり、A氏もすでにこの件はお忘れだろうからことを荒立てる必要もない。
私としても、漫才の最後に「皆さんがお待ちかねのA氏のご出演まであと30分です!」といじらせていいただいているのでお互い様である。いや、どちらかというと私が全面的に悪い。失礼いたしました(生きろ)

そんなわけで今日も楽しい漫才大行進だった。東洋館の屋上で一日遅れてのラジオを録音した。録音後は喫煙所でダッシュ三浦さん、ウーデンガーデンさん、なにわプラッチック三輪さん、ドルフィンソング三木先生と闊達に議論した。日本の芸能界を正しい方向に直したいと思っている義士である。浅草義士と呼んでいただきたい。やがて47人を集めて四十七士を目指す。

議論の後は帰宅して30分ほど昼寝をして、今度はバイトに向かう。2月は社内では新年度にあたるため、イレギュラーな勤務が増える。頑張ろう。
4時間働いて、帰宅しながらウーバーをオンラインにする。今日はやたらと一軒当たりの報酬が低かったので、全部断りながら帰っていると気づけば自宅だった。
録画した「ケンコバのほろ酔いビジホ泊」を見ながら、鶏むね肉の焼いたものとオクラ、ブロッコリーを食べた。健康のおじいさんである。
では明日は問題が発生しないように元気に過ごせたらと思う。今月はやたらと忙しいので月末にはどこかに行こうと思う。

今日面白いと思ったことは「A氏との争いをここまでどうどうと日記にした人はいただろうか。いや、いない。お金をください。」


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。