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奇想天外な転職から見えた、オリジナルな経験。

私は新卒の時から何度か転職を経験している。日系大企業や海外勤務(東南アジア)、起業、外資系と、振り返ると私の経歴は、意図せずバラエティ豊かになってしまった。

私が新卒だった頃は転職そのものに、世間はあまり良いイメージを持っておらず、一社経験が長ければ長いほど良く思われていたものだ。

世間は、転職する人に対して、良好な人間関係が築けない、途中で諦める癖がある、そんなレッテルが貼り付ける。

そんな世間に、私は背を向けながら転職をしてきた訳だが、20代前半の社会を何も知らない人間が決めた進路なんて、軌道修正して当然だろと思っていた。

現に私は新卒で入社した大企業を1-2年で直ぐに辞めて、海外に挑戦した。そこでは異国文化や英語コミュニケーションへの理解を深めた。さらに日本で帰国して3-4人で事業立ち上げに挑戦した。結果無惨に散ったのだが、寝る食うトイレ以外は殆ど仕事をやり、人生最大のド貧乏生活を送った。

私は仕事を終えた足で深夜バイトしていた。氷川きよしのコンサート会場設営のバイトは、日本語や常識が通じない、脳みそまで筋肉でできた奴らに囲まれ汗だくになってやっていた。あまりに過酷過ぎて、今だに忘れられない。

異文化経験や英会話、ド根性などが培われ、外資企業へ転職することになった。

そして、その外資企業で今の妻と出会うことになった。これは、今後の私の人生で最大の特大ホームランだろう。

複数の転職を経て身に付いた、様々な経験が、今の仕事や人生に繋がっているのだ。

一般的に転職は、現時点でのスキルや経験の延長線上で、次の転職先を考えるだろう。しかし、オススメは、海外に行ったり、全くの異業種異業界に飛び込んだり、起業してみたりと、可能な限り奇想天外でドラスティックな変更をしよう。それが後から振り返った時、一連の繋がりとして、何にも変え難いオリジナルな経験になるのだ。

2005年、Apple創業者のスティーブジョブズがスタンフォード大学卒業式で演説した、”Connecting the dots”は有名だが、めちゃくちゃカッコ良く言うとあれだ。

その時は、ただの小さな点にしか見えないのだが、それが太い線になる瞬間が訪れるのだ。

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