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重賞回顧と備忘録(天皇賞秋・アルテミスS・スワンS)

今週もお疲れ様でした。気づいたらもう10月だと思っていたら、その10月も過ぎ去っていきました。恐らく、もう有馬記念の季節と、年末のnoteには書いていることでしょう。(そこまで続けばいいんですがw)

今週の備忘録は一旦お休み。また来週からインプット用にまとめていきたいと思います。今週は色々と忙しくて、note用にまとめる暇がなかったです。

重賞回顧だけは更新しておきます。本当に簡単に。重賞回顧はブログネタにはしていませんでしたが、振り返りは大事ですから行っています。

スワンSの回顧

スワンS結果

©JRA ※公式ホームページのスクリーンショット

優勝したのはダノンファンタジー。阪神1400は得意な舞台だということが分かります。阪神C以来の勝利を納めることができました。
勝利騎手インタビューで、この馬の次走について川田騎手が濁していましたが、恐らくマイルCSには向かうことなく12月阪神Cへと駒を進めるのだと思います。

12.2 - 10.6 - 11.3 - 11.5 - 11.4 - 11.6 - 12.1(34.1秒-35.1秒 M)

前半の方が1秒速いですが、馬場と時計を考慮するとハイペース寄りのミドルペースだったと考えていい。先行勢には厳しい流れになった。

このレースで強い競馬をしたのは、出脚よく逃げたホウオウアマゾンだと言い切りたい。

天皇賞秋で3歳馬のエフフォーリアが古馬を撃破したこと、スプリンターズSでも3歳馬のピクシーナイトが勝ったことで、やはり今年の3歳世代はハイレベル世代という印象が強くついていますが、このレースでも、3歳馬2頭が走って、3着ホウオウアマゾン・4着ルークズネストと、掲示板以上の活躍を見せた。

ルークズネストはもう1つ着順を上げても良かったが、道中スムーズさを欠いたのが敗因として挙げられると思う。3コーナー付近で、進路がなくなったのか、馬が急にポジションを下げてしまった。あれでは周りが加速を強める中で、もう1回アクセルを踏みなおす必要がある。そこまで一気に加速ができるわけではないので、あれは仕方がない部分もある。4着だからと言って悲観する必要はなさそうな負け方。最後までちゃんと伸びているので。

ダノンファンタジーの勝因は、ペースもありますが、やはり阪神コースとの相性がものを言ってる。阪神1400・1600は前半が流れやすいから瞬発力勝負になりづらく、前が崩れてタフな形になりやすいというのもあるのかもしれません。

2着のサウンドキアラはこの展開に恵まれた。松若騎手はレース後のインタビューで、ポジション争いでゴチャついて、もう1列前が理想だったと語っていますが、たらればだと思います。馬の能力的にはこれが最高だと思うので、僕的には松若騎手はこの馬の能力を上手く持ち出したと思っています。


スワンS-アルテミスS-2021-追い切り診断予想|リッキー【爆穴ブログの人】|note

追い切り考察は、1着のダノンファンタジーのみ。お恥ずかしい限り。


アルテミスSの回顧

レース結果-JRA

©JRA ※公式ホームページのスクリーンショット

優勝したのはサークルオブライフ。Mデム騎手の気迫追いに応える勝利でした。重賞100勝目となりました。

12.3 - 11.0 - 11.9 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 11.5 - 11.7(35.2-34.8 M)

ペース的にはやや前が有利に働く中で、豪快に差し切ったサークルオブライフの能力は高いと見ていい。次は阪神JFに進むのかどうかまでは情報がないので分かりませんが、阪神JFに行ったとしても面白そうな脚質。スタート直後に、フォラブリューテと馬体がぶつかるなどしましたが、それでも大きく掛かったりもせずに走れたのは良かった。

結果だけを見ると1600への適性が高そうですが、ただ、1800の新馬戦で敗れていて、勝った前走と今回の1600のレースを見ると、それでもどうしても距離が長い方が向いているのではないかと思います。2000M前後までは伸ばせそう。エンジンの掛かりがゆっくりとしているので、その点が解消できれば1600でも安定して走れそうな印象です。あとは手前の得意不得意がありそうなので、前走未勝利戦の時のような右回りの方が良さそうです。

2着のベルクレスタも、世代重賞であればどこか勝てそう。若干ですが、リズムが悪い走りをしていたのが気になります。遊んでいる感覚なのかもしれません。落ち着いたペースの中で、ある程度は脚は溜められたと思うので、このレースを繰り返せば問題ないはず。

3着のシゲルイワイザケは評価が難しいですね。ペースに恵まれた、内をスムーズに走れたということが好走の要因と言えそうです。次走があるのかというと、時計的にも次はないような...という気がします。

次回気になる馬としては、5着1人気のフォラブリューテ。軽視は禁物。
スタート直後が全て。両隣とぶつかることになって、弾き出されるように最後方へ。そこからポジションを上げて行っての競馬だった。負けて強い内容とは言わないものの、この結果でも次走までは前向きに見たい1頭。


スワンS-アルテミスS-2021-追い切り診断予想|リッキー【爆穴ブログの人】|note

3頭目推奨のサークルオブライフが優勝したものの、ここも1頭だけ。ロムネヤは位置取りがもう少し前だったらと思うものの、このレースでポジションを上げられないとなると今後も厳しそう。調子はたしかに良かったと思うだけに残念。


天皇賞秋の回顧

レース結果-JRA

©JRA ※公式ホームページのスクリーンショット

優勝したのは3歳馬のエフフォーリア。3歳世代はこの秋の重賞でも大活躍中で、その流れのまま勝ちきった形。ジャパンCは、1番人気はエフフォーリアが行けばエフフォーリア、行かなかったらシャフリヤールになるでしょう。

2着のコントレイルに1馬身差をつける完勝だった。

12.8 - 11.5 - 11.9 - 12.0 - 12.3 - 12.0 - 11.8 - 11.1 - 11.1 - 11.4(36.2-33.6 S)

前半1000M60.5秒に対して、後半1000M57.4秒と、後傾ラップを刻む。大方の予想通り、前半行きたい馬がいない中で、カイザーミノルが出ていく流れ。

横山典騎手が逃げ、2番手を兄の和生騎手が進む。

ただ、意外だったのがグランアレグリアが2番手を追走したこと。3強の中で、一番後方からレースを組み立てると思ったが、気付けば2番手を走っていた。足が溜まらなかった分だけ、最後は苦しくなった印象。

ただ、抜け出す脚は本物で、一気に後ろを突き放しにかかります。

ただ、この結果をどう見るか。大阪杯でもコントレイルとはクビ差で敗れていて、2戦続けてクビ差負け。恐らく、中距離ではこの差は埋められないという印象を受けてしまいます。今回は目標にされる形になったが、後方からの競馬をやっていれば弾けたかというと、タラレバの話になるものの、やはりコントレイルは交わせなかったのではないかと思います。

こんなことを言うと競馬素人と言われそうですが、横山武史騎手が勝つレースは、横山家がペースを作ったりと匂いますねwwアシスト役を買っているくらいのことはあるんじゃないかと思います。勘ぐってしまうと、ルメール騎手は、それをさせないために先行したのではとも思ってしまいます。

結局ペースが落ち着いてしまい、エフフォーリアには有利なレースになった。だけど、ちゃんとものにできる武史騎手の技術というのもあるのだと思う。

コントレイルがエフフォーリアを逆転するには何が必要だったか。

まずはやはりペースが必要だった。あまりに前半のペースがゆったり流れた点は、前を走る有力馬2頭に風が吹いていた。残り100mで苦しくなったとインタビューで答えているものの、33.0秒で駆け抜けたので、それ以上を望むのは酷だとも思う。位置取りも悪かったかもしれないが、やはりあの位置から差すには、もう少しペースが流れてくれないと厳しいと思う。内へもたれなければ逆転できたというツイートを見たが、さすがにあの脚を使っているのだから、最後は体力も残っていなかったのでは。

ゲートで落ち着きを無くしたのも大きかったかもしれない。もう少しタイミングよく出れれば良かったかもしれない。

しかし、タイミングよく出ていたと仮定して、エフフォーリアの位置取りを取れていた場合、最後に本当に33.0秒の末脚を繰り出せただろうか。脚色は一緒に見えたので、かなりの接戦にはなっていただろうと思う。仮に勝てたとしても、上げ下げの差になりそう。

......33秒前半の脚は使えたかもしれないが、1馬身差付けられた今回の結果を見ると、やはりいずれにしてもエフフォーリアにクビ差くらいで負けていたのではないかと思う。

アンカツさんが、ツイートでこんなことをお話されていました。

コントレイルは普通なら勝っとるというのが本当のところだと思う。普通のG1ならばコントレイルが勝つ流れ。ただ、今回はさらに強い馬がいたということ。昨年はアーモンドアイが立ち塞がり、今回は下の世代に突き上げられている。

では、ジャパンCで買えるのか。

正直、答えはNOだと思う。この激走で反動がない馬ではないと思うから。ここまでゆとりローテで歩んでこなければいけないほど虚弱体質。これは仕方がない部分もある。昨年は菊花賞からジャパンCと進んでいる。たしかに2着に敗れたものの、菊花賞というマラソンレースを消化しての参戦だった。まだ言い訳ができる。
今回とは疲労度は違うかもしれない。

だが、今回の天皇賞秋の方が、疲労の蓄積度は大きいはず。それだけ仕上げられていたし、それだけ実際に走った。

いきなりジャパンCで再度の激走があるかというと、正直、厳しいという見立てを立てておきたい。


今回の天皇賞秋で次に買いたいと思うのがペルシアンナイト。もちろん、ヒシイグアスとポタジェの2頭も買いたいが、驚きを持っているのがペルシアンナイト。明らかに鳴尾記念から走りが一変している。札幌記念で2年連続で好走を続けているから、きっと前走で終わりと思っていたが、G1馬の地力は伊達ではない。早熟傾向の強いハービンジャー産駒だけに、もう枯れた馬だと思っていたが、後方から33.1秒の脚を使って伸びている点は、次戦でも気を付けておきたい。

あと、大野騎手ではやはり厳しい。追える騎手で、空いている騎手がいれば、さらに上位に食い込めるはず。G2G3くらいならばとも付け加えておきたい。


【天皇賞秋2021】追い切り予想|タイムと映像から激走馬をチェック!-爆穴ブログ

追い切り考察はこんな形。誰でも分かるこんなことという感じで、3強がそのまま追い切りでも動けていた。この結果でも仕方がないかなという感じ。

馬券は予想記事を出していましたのでそちらをご覧ください。馬連とワイドまでは良かったのに、ラストドラフトの単複が余計でしたww色気を出すと、やっぱり人間ダメになるという典型例ですww



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