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こんな夜更けに映画かよ
昨夜はオッサンと家で映画をみた。
ぎくしゃくした関係がもとにもどり始めた日曜の夜は、映画をみるのがちょうどいい。
観た映画は、筋ジストロフィーを患う主人公、鹿野がボランティアの手を借りながら「ワガママ」に生きる姿を描いたものだ。
ラストシーンで鹿野が友人に放った言葉がこころに響いた。
できる男ぶるのもたいがいにしろよ。
人はできることより、できないことの方が多いんだぞ。
そういうとこ、本当にきらいだよ。
これはセキララの魔法じゃないか。
人はツヨサではなく、ヨワサで繋がる。僕にも、こんなことを言ってくれる友達がいたら良かったな。鹿野の友人をうらやましく思った。
オッサンは映画を観た後に、映画の事をくわしく調べる。レビューとか、他の人の感想、制作秘話なんかを読んだりするのが好きだ。僕は気になったシーンを見返して余韻に浸ることが多い。そして、オッサンが調べた事を聞いて「へー」となる。そういうコミュニケーションが自然にうまれる。
今回は二人とも「いい映画だったね」と久しぶりに意見が一致した。こういう一致が、結構大事だったりする。
※観た映画:こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018)
※写真は映画のポスター画像を拝借しました。
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