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読書メモ:#6 1%の努力

あくまで自分用の読書メモです。 なので実際の内容との相違や筆者の方との認識違いもあります。 ネタバレ含むので注意。

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1%の努力とは

無駄な努力をしない。ストレスを極力減らしラクに生きるための努力。
物事の背景、仕組み、影響範囲を俯瞰的に把握し本質を理解し自分が最小限努力するべきことを見極める。
そのためにはまず興味を持つこと。
そして徹底的に調べる。
調べた上で、自分が最小限の努力で物事が回る、最小限の努力で働く、つまり効率的にラクしてお金を稼ぐための行動をすること。
その努力を最小限にするためにチャンスが来たときに掴める準備をしておく。

努力100%という信仰で溢れ返っているが、一歩引いて考える。
物事の要因は1つでは無く様々な要因が絡み合っている。
自分の意思で変えられる範囲は限られていること一歩引いて考える。
まずは1%の努力だけで変えられる部分を把握しすることで生き方が少し楽になる。



比較対象の軸として最上と最低を見るスキルを持つ事がラクに生きられる

自分の家には他の家には○○がある(無い)、○○したことがある(無い)など
人は生きていく限り必ず比較対象に晒される。
ものごとに対して、最上と最低を見るスキルを持つことで「生存」しやすくなる。
上を見れば切りがない、下を見ればあれよりはましと思える。
比較対象があるから○○しなければならない。つらい、だめだ、となる。
考え方次第でラクになることを意識する。それが生存するということ。


人は権利を守る生き物

既得権益を持っている人は最大限主張するべき。
もしそれを壊そうとする動きがあれば逃げられる(守る)ようにするべき。
一度得た権利を守る事がでラクに生きる事ができる。弱者には弱者の生存方法がある。
自分の権益は自分で守る時代。


常に片手を空けておく

チャンスは突然やってくる。
チャンスが訪れた際に備えて本を読んで知識を蓄えたり人脈を広げておいたり情報のアンテナを張る努力をするべき。
それはチャンスを高める努力であり、チャンスが訪れる可能性を高めることができる。
チャンスは目の前を一瞬で通り抜ける。
予定をパンパンに詰めていたら「余裕」がない。余裕が無いからチャンスを掴みそこねてしまう。
常に片手を空けておく事が重要。
頑張ればなんとかなるものではない。(むしろ努力でなにかを勝ち取ってやるという思考が物事の本質を考えることを阻害する可能性があるので注意が必要。

本田圭佑の場合
「みんなシュートの練習ばかりするが、シュートをするために敵を抜いたりいい位置にボールを持っていく事が重要。それができて初めてシュートを練習する意味がある。」
ひろゆきの場合
面白いと思ったビジネスにとりあえず出資する。遊びの延長で駄目なら笑い話。楽しいことをしている人の輪に入る入場料を払っている。


お金で物事を解決する人は思考停止している

・終電過ぎてタクシーで帰る
・参加したくない飲み会に参加する
そのお金を稼ぐためにどれくらい時間をかけたか考える。
お金を使うことに何も疑問を持たない人は人生でたくさんのコストを支払うことになる。
お金がない。じゃあどうしようという思考で脳をフル回転させる。
・他のもので代替できないか
・自分で作ることはできないか
・誰かに頼めないか


この壺は満杯か

ウォーレンバフェットが「サードドア」という本で以下のようなことを言っている。
これから一年で達成したいことを25個書き、その中で3ヶ月以内に達成したいことを5つ選ぶ。
残りの20個は「やらないことリスト」として一旦日常から捨てて忘れてしまうようにする。
最初の5つに絞る事が重要。

この壺は満杯か?
壺に大きな岩、砂利、砂、水という順で入れていけば壺は満杯になる。
重要なのは優先順位。大きな岩を先に入れて行かないと全てを入れる事ができない。
自分の人生にとって大きな岩(一番だいじなもの)はなにか。
砂利や砂(重要性の低いもの)でみたされているのであれば、その「なにか」を特定し、
大きな岩にかける時間を増やすことが重要。
この優先順位が、毎日を幸せに生きるコツ。


自分にとって重要なことは自分自身で決める。

優先順位を考える = 捨てるものを決める。
なにかを買う際、(仕事など)なにかをしなければいけないときに
「大きな岩はなんだろう」「それは修復可能か」と考えることで捨てるものを決める事ができる。
また、一度物事を経験しておくことで自分にとってのストレスはなにかを知ることができ、物理的に避けることができる。
ストレスの原因を知る→物理的、精神的に避けられる→人生の無駄な時間が減る。→空いた時間、得たもので何をするか、いかにラクをするかを考える事ができる→幸せになる。楽しくなる→不幸にならない。
空いた時間、得たもので何をするか考える際に好奇心を持つ事が重要。
今日は何の実験をしてみようかななど。
人間の行動を決める要因は「道徳」「法律」「市場」「アーキテクチャ」の4つ。
このツールを組み合わせて試行錯誤する。


仕事をやる上での考えかた

興味のあること、好きなことを「体験」で掘り下げることで会社や業界を渡り歩くことができる。
・音楽がやりたい→大勢が一体になるライブ感を作りたい
・ゲームを作りたい→何も考えずに没頭する仕組みをつくりたい
なくなったら困るものを考える。
例えば自動卵割り機は無いと困る人がいない。
「この体験がなくなったら困るな」と思う体験を安定収入(仕事)にすることでやりがい、やる意味が生まれる。


ビジネスのヒント

日本には「機能優先」の思考が強い。電化製品を例にしてみると、新しい機能を付け足す方向で努力をしている。
まずはシェアを上げ、それから機能を高める。
機能性や利便性だけを追求しても、中国のような大規模なところとの競争に勝つ事はできない。
新しいサービスをを始める、広げるためには問題は一旦無視し、
まずはシェアを増やすことに注力し、その後機能改善を繰り返し行う。
またはニッチなサービスを細々と行い、他に勝てない優位性を追求する。


ポジション

現場と経営の間を取り持つ第三者的なポジションが重要。
そのためには、現場の数字を把握し物事の根拠を知り「現場のリアル」「経営の論理」「コミュニケーションコスト」を把握する。
会社の立場を抜きにして話ができる人は信用される。
一方で社外の人とはなしをする際に俺は大会社にいるんだ、この役職なんだてきな雰囲気があると人に嫌われ会社を辞めた瞬間に仕事が無くなる。
外側から自分を見る視点を持って接する。

トップがどんな考えを持っていて、どんなビジョン描いているかを把握することで向かうべき方向性が見える。
結果成果が出る(求めている答えに近い成果を出せる)ことが多い。
ただし環境が良いおかげて自分の実力以上の成果が出る事がある。それを自分の実力と勘違いしてはいけない。
これは環境のおかげだと思うだけで、周囲の人から頭一つ抜きん出る事ができる。
また、好きではないことを強要されると人はそれを努力と感じてしまう。
会社での仕事を努力する人はその仕事が好きな人。それを他の社員に強要することはそもそも間違い。その写真はその仕事が好きかわからないから。
頑張りは人に押し付けない。

自分の所属する会社はどのパターンか
・金を稼ぐ目的だけに特化して集まっている
・コミュニティとしての帰属意識がある
・アメリカのように頭のいい人がが引っ張っていく戦い方
・集団で物事をうまく解決して仲良くやるやり方
自分が求めていることと違うタイプの環境だと、ストレスがたまる。
能力が数値化されるだけで無く、明るさや人当たりの良さなどで組織に見えない形で貢献する道があっても良いのでは無いか。


一週間の間であった新しいことはなにか

当たり前のようにやっている事の積み重ねで、知識や経験に差が出てくる。
予測不能なものにお金を使うようにする→新しい知識や経験を得る事ができる。
同じ場所で同じものを食べて同じ人とはなしをしていても得るものや経験値は高まらない。
そのためにも好奇心を持ち続ける事が必要。

1%の努力の最初は調べること。

調べるという努力をしないと、それ以上の努力をしなくてはいけない。
興味が出たものは徹底的に調べる。そして納得するポイントを探る。
仕方ないからではなく、興味があるから、知りたいから調べることが重要。
税制や投資など、調べて知らないと損する事が世の中山程ある。
損している=その分努力しなくては行けない。


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