ケニア、マリンディの水事情
少し時間が経ってしまいましたが、投稿するのを忘れていた内容です。
私が住んでいるKenya,Malindiにあるボランティアハウスの水事情についてのご紹介です。その後に、所属しているNGOが学校を建てている村の水事情も紹介していきます。
ボランティアハウスでの蛇口破損
2週間ほど前、キッチンの蛇口が根本から折れてしまい、吹き出してしまったために家全体の元栓を止めていました。
そのため、この1週間ほどはシャワー、トイレ、洗濯(もともと手洗いですが)、食器洗いを家からすぐの共同の水汲み場でたくさんのボトルに汲んで使っていました。水も何故かしょっぱくて、歯磨きをするときも少し変な感じでした。
シャワーもボトルから水を出して使うのはなかなかに不便です。こちらが水を汲んでいる時の様子です。(同居していたボランティアの方と一緒に汲んでいるところを撮ってます笑)
もともと、断水もするので10Lのポリタンクが30個ほどあり、水道が復活したときに満タンにして汲んでおきます。そして、断水した時にその貯めておいた水を利用して洗濯をしたり、シャワーをしたり(桶に貯めて水浴びをする)、トイレの流す水として使います。
特に日本だと手で手で洗濯することはあまりないと思うので、洗濯機のありがたみを本当に感じてます笑
1週間ほど前、ようやく修理業者がきてキッチンの蛇口(樹脂製なので新鮮ですよね!)を直してくれました。
これで面倒な水汲み、しょっぱい水とおさらばでとてもうれしかったです。
停電もたまにあるので、水が出ること、水が無味なこと(飲めることも、、)電気が使えることなどは日本にいるとありがたみを感じないので、本当に面白い経験をしているなと思ってます。
Mbogolo村での水事情
私の所属している団体(Mafanikio Organization)では、Malindiから20分ほどバイクで移動したところにあるMbogolo村に学校の建設をしております。現在は第二教室を建設中で、私はその建設作業に参加しています。
そこの村では、基本各家庭に水道が通っていないので、黄色のジェリー缶(と呼ばれている)20Lのポリタンクに水を汲んで利用しています。黒いでかいタンクはケニア政府が設置したもののようです。
ケニア政府がこのタンクを設置し、ポンプによりこのタンクまで送水しているようです。Mbogolo村には近くにソーラーの発電所があるそうで、そこからの電気を使って水を送っていると村の人は言ってました。
最初、無料かなと思っていたのですが、近くに小さな小屋にくつろいでいる方がいて(写真だと茅吹屋根のところ)、その方がどの家庭がジェリー缶何本分の水を利用したかを数えていて、後で集金をするそうです。この村では一本2~4ksh(ケニアシリング、1ksh=¥1で問題ないです)ほどでした。
政府が黒いタンクを設置したときにこの仕事を募集して、運よく当選した人がこの仕事を得ることができるそうです。各家庭の利用額の半額を収入として得られ、半額を政府に支払うというとても楽な仕事です笑
ナイロビにあるキベラスラムを訪問したのですが、キベラにも同じような黒いタンクが見受けられました。他にも水を売っているお店(お湯も売ってて、水浴びもその場でできた)もあり、キベラは5kshでした。
この黒いタンク、ケニアの所々で見ることができるので、見つけた際には、現地の方がどう生活されているかに思いを馳せてみてください!
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