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苦労よりも無理せずに

「楽して儲けたいで」といったら、「何を言いよる。そんな世の中甘ないぞ!」と昭和オヤジに喝を入れられました。そんな喝をいれる団塊世代のオヤジは今やほぼいなくなり、「楽して儲けたい」と緩んでいる人につけ込んだ詐欺まがいのサービスや商品が溢れています。うざかった昭和オヤジの喝!も有益だったのです。

ところが私のように「若いうちは苦労を買ってでもしろ」!と言われた団塊ジュニア世代は、次の世代にはそう言わなくなりました。苦労に耐えて頑張れ!ではなく、無理せずにがんばってね。となりました。

「無理せずにね」という新しい価値観。これは新時代の可能性を表しています。説明しましょう。

“楽して”と“無理せず”は全然違います。楽してというのは、適当さやええ加減さが根底にあります。無理せずには、頑張るけど遊びをもたせておいてね。余白を残しておいてね。といった「間(ま)」があります。適当と間の違いは天と地ほどの差があります。

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