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軌跡6 ~高校2年での妊娠~

誰しも一人一人
それぞれの歩いてきた軌跡や
それぞれのドラマがある。

これはクソだらけの私の軌跡のページ。

クソだらけの人生を歩くつもりは無かった。
だけど、いくつもの選択肢があった中選択し
自分が決めた道はほとんど全てクソ過ぎた。

付き合っていた彼氏の家に入り浸って1年。
その頃には高校2年になった私。

その間何回かは高校へ通うも
入れない時もあるから、諦めて
そのまま遊ぶか彼氏といるか
障害を隠しながらアルバイトを始めて
アルバイトに明け暮れていて

家には1週間に1回帰るだけで
何も問題無かったが彼氏の束縛が
激しすぎた為別れを選択。

その後高校の友人が埼玉の彼氏に会うからと
もう1人の友人と埼玉行かない?と誘われ
いつもなら断る事だったけど
束縛だらけで疲れきっていて
気晴らしに行こう!!となり
迷わず友人達と一緒に埼玉へ

初めて行く県にドキドキしながら。
高校生でお金が無いから夜行バスに3人。

友人2人は寝ていたけれど
私はずっと寝ずに外の景色を見ていたと思う。

そして9時間かけて友人の彼氏の家に着いたら
友人の彼氏とその彼氏の友人2人が居た。

色々喋ったりご飯行ったり
たわいのない話したり
ゲームしたりもしていたと思う。


そして3日目に皆で酒パーしようと言われて
お酒を飲んだ私。

お酒なんて小さい頃ジュースと思って
飲んだ梅酒を飲みまくってベロベロに酔って
怒られた以来飲んだことなかったけど
小さい頃に飲んだから大丈夫!!という気持ちで
飲んだら見事に酔っ払い、ぶっ倒れた。

皆それでもワイワイしていたが私は
思いっきりゲロを部屋にぶちまけた(笑)

そして吐きながら意識も朧気だったが
微かに覚えているのは
友人の彼氏の友人の1人である
Sだけは熱心に介護してくれた事。

そんな姿にキュ━(灬ºωº灬)━ン♡♡
とトキメイて寝て起きたら

彼氏と別れて間もなかったけど
ゲロ吐いてるの見て守りたくなったと
告白され、ゲロ吐く姿見ても
告白してくるって凄いなって印象が
ものすごく強かったが
付き合うことなった。(笑)

そうして遠距離恋愛が成立。

この人と出会わなければ
何もかもに修正が効いたのだろうか。
今となっては何も分からない。

ただ知り合って私が地元に帰ってからも
定期的に会っていたし遠距離恋愛でも
順調に交際し続けていたと思う。

彼は当時16歳で
知り合う前は学生で役者だったけれど
売れる前に家がヤバくて引退し
中学を卒業後仕事していたらしく
時々交通費を負担してくれていたのと
Sの家族ともSの妹以外は良くしてくれて
苦なく会えてたのかもしれない。

そうしてSの実家に暇あれば遊びに行ったりして
半年が経った頃に
私は生理が来ていないことに気づいた。

ただの生理不順かな~という気持ちでいたけど
よく寝ているのに四六時中眠くて仕方なくて
もうそろそろ生理かな?と楽観していたが

そんな日も数日続き、一向に生理が来なくて
まさか!!という気持ちで
妊娠検査薬を買いに行って試したら
2本の線がうっすらと反応。


私は新しくお腹に宿ったかもしれない命に
嬉しさと恐怖を抱えた。
でも全く実感なくてまだ半信半疑だった為

母に事実を言えずに
「生理の血が止まらない」だの
嘘の理由を付けて病院に連れてもらい

尿を取り、名前を呼ばれたが
母は私に関心が無いため
面倒くさそうに待合室にいて
呑気に小説を読んでいた為
1人で安心しながら診察受けた。

私は病院の先生に生理が来なくて
妊娠検査薬で反応していた事を説明し
母には言わないでほしいと頼み込んだが
尿検査により妊娠の反応があった為

「尿検査では反応でてるので
これからエコー検査しますが
あなたは未成年なので
親御さんに話しなくてはいけない」と言われ

怒られるのかなと絶望しながら診察台へ。

診察の結果やはりエコーに
赤ちゃんの袋らしきものがあると言われた。

でも妊娠初期だからかもしれないけど
エコーを見る限り
子宮外妊娠の可能性があるから
そうなった場合、一刻も早く処置しなければと
病院の先生から告げられ

そして「未成年だから
やはり親に話しなきゃいけない」と言われて
母が呼び出された。

母に嘘を付いてまで来た病院。
当たり前の如く、こっぴどく怒られ

子宮外妊娠だったら処置でいいけど
妊娠だった場合降ろすとの話を
先生としていたのを私は無言で聞き

“私は産みたいのに ”

と心の中で叫んでいた。

だからその日の夜に彼氏に妊娠したけど
こうなっていると連絡した所

「こっち来て産んで!!家族も望んでる」

と言われて“私は産む ”という決意を持ち
家族がいなくなった隙を見計らって
子宮外妊娠かもと言われて
妊娠初期にも関わらず
私はSのいる埼玉に向かっていた。

何となく不思議なことに
子宮外妊娠じゃないと予感していた。

だから身勝手だけど降ろす選択肢は無かったし
自分の勝手で赤ちゃんを殺す事はしたくなかった。

アルバイト先にも事情を話して
もう通えない事を連絡。(潰れる日が間近だった為責められる事は無かった)


そしてまだ17才だった私は
高校卒業もそのまま断念したー・・・

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