観客からするとプロゲーマーの失言問題って優先度低いけどな

それより改善を求める声を聞くのは、荒れまくるチャット欄だ。大会配信の。
むしろプロゲーマーは暴言の嵐に晒されてる立場で、コミュニティではそっちが問題視されてる。
配信に来る大事な客は、荒れ狂う観客と飛び交う野次にストレスを感じ、視聴をやめるかもしれない。

ウクライナとロシアが開戦した時、VALORANTの国内大会にロシア人が参加していたんだが、
そのロシア人の回線速度が不安定になったということで、戦争に絡めたコメントが続出して荒れまくった。
ロシア人に対するヘイトスピーチとか、「アノニマスのせいで回線不安定になってる」という怪しげな情報とか、試合以外の話が尽きない。

差別発言や中傷はモデレーターがバンすりゃいいんだが、厳しい所とヌルい所がある。
PUBG Mobileのリーグをやってるドコモは、かなり厳しく取り締まってるイメージ。
第五人格の運営は更に厳しい。VALORANTの運営はまあまあ。

で、ひとつ無視できないことがある。
それはプロゲーマーになる未来の人材が、掃き溜めみたいなチャットを見て育つことだ。
某界隈では2016年頃、「池沼」という差別用語を含むミームが、一部の連中で流行っていた。
おかしな奴らがチャットでスパムのように連投していた。
途中から「池沼」という差別用語は除かれ、「セイセイセイ」というフレーズだけが定着した。
プロゲーマーの目にもそのミームが目に入ったのか、中にはそれを使う選手もいて「なんだかな」と思った。
おそらく元ネタを把握していないんだろうが。

ヤバいミームでもコミュニティで流通し始めると、プロゲーマーにまで認知される危険がある。
だからチャットを管理するモデレーターの責任は重大だ。

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