プロゲーマーの失言は時間で解決しない 配信がある限り

プロゲーマーの配信=私生活の垂れ流し
このスタイルが変わらない以上、根本的な解決は果てしなく難しい。

プロゲーマーの配信内容は、主に野試合と雑談だ。
スクリム(練習試合)を終えた後の、オフの時間を配信することが多い。
つまり気が緩む時間だ。
テレビのように台本ありきの生放送じゃない。そしてプロの配信者でもない。
日常生活を垂れ流す以上、どれだけコンプライアンスを勉強しても、いつかボロが出る。

「じゃあ配信やめたら?」と思うだろう。
それはできない相談だ。
第一に、配信サイトとスポンサー契約を結ぶ場合がある。
オープンレックやミルダムと契約する場合、配信ノルマがあるという話だ。
中には「これ明らかにノルマの義務配信だろw」と思ってしまう配信もある。
それでも配信を垂れ流すのは、配信サイトの契約料が大事な収入だからだろう。

第二に、ファン獲得の大事なツールだからだ。
大会配信だけじゃプロゲーマーの人となりを知りにくい。
格ゲー業界では、世界大会の後の土産話を配信でしてきた。
視聴者と密なコミュニケーションを続けてきたから、タレントとしての人気があるわけだ。
チームの移籍が頻繁なeスポーツ業界では、個人にファンを付けないとやっていけない。

セカンドキャリアのためでもある。
特にFPSのプロゲーマーは、引退後に配信で食ってくケースが多い。
現役時代から固定ファンを獲得するために、配信は必須というわけ。

じゃあどうすりゃいいのか?
ウメハラや釈迦のように、分別のある大人になることが最適解だが、誰しもが出来ることじゃない。
とりあえず、YouTube配信のDVI(巻き戻し機能)はオフにしたらどうか。
ヤバい発言(録画)はすぐ消す、見つかったらすぐ謝罪するなど。
失言を前提にリスクマネジメントするしかないと思う。

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